共用サーバのダークサイド


背景

最近の共用サーバは WordPress 等の管理画面が海外からアクセスできないことがほとんどです。
でもグローバル社会の時代にこの規制は全くそぐわない。特定の IP だけでも何とかアクセスできるようにならないか。

結論から先に言うと、出来ることは出来るがうーんという感じです。
いくつかのパターンを実験しましたので、ご報告したいと思います。
共用サーバで使用されていた WWW サーバは Apache 2.4 系です。

パターン1: 単純に allow from を付ける

まず .htaccess ファイルに単純に

allow from <IP>

としてみました。手元の Apache では有効性を確認しましたが、共用サーバでは404エラー。

パターン2: Files 節をつける

他のページは海外からアクセス可能であることを確認したので、.htaccess ファイルを

<Files wp-login.php>
allow from <IP>
</Files>

と wp-login.php のみ制限するように変更。手元の Apache では有効性を確認しましたが、共用サーバではやはり404エラー。

パターン3: order 節を追加

ぐぐっていたところ、order 節をつけるとよいと書いてあったので、不本意ながら

<Files wp-login.php>
order allow, deny
allow from all
</Files>

と記述。ところがやはり 404 エラーで動かない。.htaccess を読んでいないのでは...

パターン4: ファイルパーミッションを 604 に設定

共用サーバ FAQ に .htaccess ファイルパーミッションは 604 にしろと書いてあったので、仰せのままに設定。
ようやく海外からアクセスすることができるようになりました。

全解放か国内のみしかオプションがないというのはどうかなと思うのですが...