【聴講メモ】IoT 時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは ~Developers Festa Sapporo 2017より
2017年11月10日(金)に開催されたDevelopers Festa Sapporo 2017を聴講してきました。
3コマほど聴講してきましたが、こちらが一番引き寄せられましたかね。
IoT 時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは
松下 享平(株式会社ソラコム)
大きく分けて以下の3テーマについてのお話でしたが、時間配分としては6:3:1ぐらいでしたかね。
表題が最後の5分ぐらいでした( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
1.なぜ今IoTなのか?
約15年前に登場した、鉄道会社の自動改札機の仕組みを現在に置き換えての説明でした。
自動改札機(すごいモノ)に通したデータを
ネットワーク回線(すごいネットワーク)を経由して
データセンター(すごいデータセンター)に送る
15年前だとすごすぎて(というか一部利権に囲い込まれてと言った方が適切かも)我々のような一般庶民には手が届かなかったものが民主化されて手が届く範囲に来ている。
▼すごいデータセンター→民主化されたクラウド
・必要な時に
・必要なだけ
・誰でも使える
☆IoTとビジネス的な相性がいい
▼すごいモノ→民主化されたモノづくりの道具
・プロトタイピングが容易に
- Arduino
- Raspberry Pi
・3Dプリンタによるデジタル・ファブリケーション
デジタル・ファブリケーションとはデジタルデータからモノを創る技術のこと。
航空機のエンジン部品も3Dプリンタから作られているらしいです...
航空機エンジン部品はもはや3Dプリンターなしでは作れない!
課題としては時間がやたらかかることらしく、例えばラズパイぐらいの大きさで数時間らしい。
▼すごいネットワーク→民主化された無線通信ネットワーク
・現在の通信ネットワークの課題→接続方法、セキュリティ通信の管理
・無料で使えるwi-fiは増えてきているがセキュリティ的に緩かったり、人手での認証が前提だったり
・3G/4G/LTEはキャリア経由が前提(高い、2年縛り...)
それを解決するのが SORACOM Air です(`∀´)ドヤッ
ようやくここでSORACOMの話題が出てきました...
が、ご本人曰く、「自分あまり楽しく話してませんね(苦笑)」
少なくても(`∀´)ドヤッ顔はしてませんでしたw
SORACOM Air、詳しくは公式に書いておりますが、一言で言うとIoT通信プラットフォームですね。
今すぐ始められる IoT 通信プラットフォーム SORACOM
従来の回線よりは低速ですが、その分安く気軽に利用できるのが強み(1日10円1回線~ + 通信料)
SIMを購入して、通信するIoT機器に挿すというのが基本的な利用手順、ここら辺は携帯電話と同じですね。
コンソールやAPIによるSIMの制御(通信速度、休止/再開、監視)が行える。
異業種からのハードウェア参入
ハードウェアはサービスの部品の一つとなっており、
ハードウェアの価値は(見かけ上)限りなくゼロへ
しかし本質は、
ハードウェアは囲い込みに最適な入口になっている
(だからこそ、こぞって異業種から参入してくる)
お客様事例の紹介
- AGC旭硝子:ウェアラブル型ロガーで工場の作業動態を分析・可視化
- 大阪ガス:簡易データ計測サービス「ekul(イークル)」
- 積水科学:下水熱利用システム
- チカク:まごチャンネル
・ポイント
- いかに作らないか
→すでにある製品、サービスを組み合わせて使う
- 今あるものからどうやってデータを取るか
→今使っているレガシーな機器を置き換えるのではなく、そこからデータを取る手段を考える
・IoT技術の活用指針
目的:作業の改善、運用の省力化
成果:費用削減
目的:新たな価値総主値
成果:収益増加
2.IoTの基本要素とスキルマップ
・必要なスキル幅が広い
- センサー/デバイス("モノ")
- ネットワーク
- アプリケーション
・ハードウェア制約志向 vs 生産性志向
- ハード資源の制約でアセンブラetc...
- イテレーションサイクルの違い(24週 vs 1~2週)
・新規のIoTシステム構築
- デバイス数、データ量が予測しづらい
- 直接収益に結びつかない実装がある(主にセキュリティ周り)
→SORACOM Funnelでそこを補える
・デバイスのクラウドファースト化
利用者はデバイスの機能だと思ってたら、実はその機能はクラウド下で動いているというお話し。
POCKETALK(ポケトーク) | ソースネクスト企業サイト
SORACOM AirのSIMが内蔵されており、クラウド上の翻訳エンジンがその機能を担っている。
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SORACOM Airとは無関係ですが、これも仕組みは同じですね
3.IoT 時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは
手を動かして様々なコンポーネントやサービスを知ること
↓
可能なことと課題を見極められること
↓
得意な実装パターンを編み出すこと
上記を繰り返していくことが大事だそうです。
これを言っては身も蓋もないんですが、、、まあ地道に試行錯誤(トライアンドエラー)して頑張れやってことですねw
以上
Author And Source
この問題について(【聴講メモ】IoT 時代を生き抜くエンジニアに必要な技術とは ~Developers Festa Sapporo 2017より), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/nvtomo1029/items/067de72412e8d3de706b著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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