Firefoxの設定をabout:configでなくuser.jsで変更する


はじめに

Firefoxの細かい設定を変更する場合、about:configを使用しなければならない場合があります。
この場合、関連する項目をいくつも変更したり、再起動したりして、
一体何の項目を修正したのか、どの変更が有効だったのかよくわからなくなることがあります。

about:configを直接修正するのではなく、user.jsというファイルを使用することで
これらの問題点を回避することができます。

参考

置き場所

プロファイルディレクトリ直下に配置します(pref.js等があるディレクトリです)。
Windowsであれば%APPDATA%\Mozilla配下にあります。

※プロファイルディレクトリがどこかわからない場合は、プロファイルの探し方を参照

C:\Users\hogehoge\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\abcdefg.dev-edition-default\user.js

書き方

以下のように、JavaScriptとして記述します。
user_pref関数を使って設定を行います。

user_pref("layers.acceleration.disabled", false);            // default: false
user_pref("layers.acceleration.force-enabled", true);        // default: false
user_pref("gfx.direct2d.disabled", false);                   // default: false
user_pref("gfx.direct2d.force-enabled", true);               // default: false

ファイルエンコーディングはUTF-8にしておきます。

有効化

ファイルを配置してブラウザを起動すると、user.jsに記載した設定が反映されています。
about:configで確認できます。

おわりに

中身はJavaScriptなので、コメントでメモを記載することもできます。
また、テキストファイルなので、バージョン管理も簡単です。
環境を引越しするときも、ファイルをコピーするだけで、いいことづくめです。