Watson Analyticsを無料で学んでみよう⑥ - FAQ


何回かに分けて Watson Analytics を無料で学んでみる記事を投稿したいと思いますの第6回です。

今回の内容

第一回(http://qiita.com/shinyama/items/3477a419fef6fc085187 )では、Watson Analyticsでの無料アカウントの作成、ログイン、少しだけ分析ツールを動かしてみる、をやってみました。

第二回(http://qiita.com/shinyama/items/6d2dc941f50cbc34b6ea )では、Discoverの機能の学習を通してデータ分析を行う方法を学びました。

第三回(http://qiita.com/shinyama/items/a08a0b555149b86d52a6 )では、Displayの機能の学習を行い、見栄えの良いダッシュボードを簡単な操作で作成する方法を学びました。

第四回(http://qiita.com/shinyama/items/3196e0176d87217fe3f6 )では、Refineの機能の学習を行い、分析前のデータを色々と調整(精製)する方法を学びました。

第五回(http://qiita.com/shinyama/items/e6f9d63e1d3405826402 )では、Discoverの機能の中で、Watson Analyticsユニークな統計解析の機能を利用したSpiralチャートの使用方法を学びました。

今回は、Watson Analyticsの非機能要件への対応を中心として、FAQの形式で学ぶ内容となります。

<FAQ>

Q1. オンプレミスのデータベースのデータをWatson Analyticsでの分析に使用する事は可能でしょうか?
A1. Secure Gateway機能を通じて、オンプレミスのデータソースと接続する事は可能です。データはWatson Analytics上にUploadされて処理され、データベース上で直接SQL処理されるわけではありません。

Q2. オンプレミスのデータベースからのデータ取得を、バッチで自動化する事は可能ですか?
A2. Watson Analyticsの機能のみでは実現はできないですが、BluemixのDataWorksを使用する事により実現が可能です。
https://www.ibm.com/developerworks/jp/data/library/techarticle/dm-1507dataworks1-bluemix-trs/

Q3. アップロードしたデータは暗号化されていますか?
A3.格納されたデータはaes-cbc-essiv: sha256方式で暗号化されています。
バックアップデータも暗号化されています。通信中のデータはTLS 1.0 以上で送信されます。

Q4. 料金体系はどのようになっていますか?
A4. 使用できる機能やデータ容量に応じて、フリー、プラス、プロフェッショナルの料金設定がされています。(2017/2現在)
https://www.ibm.com/marketplace/cloud/watson-analytics/purchase/jp/ja-jp#product-header-top

Q5. オンプレミスでWatson Analyticsを動かす事は可能ですか?
A5. Watson Analyticsのサービスはクラウドでの提供のみとなります。

Q6. バージョンアップはどのように実施されますか?
A6. SaaSベースのサービス提供のため、UIや機能などが突然変更される事があります。

Q7. 保証しているレスポンス・タイムはありますか?
A7. 保証レスポンス・タイムはありません。同時アクセス数が増えることで、レスポンスに時間がかかる可能性があります。

Q8. 冗長化されていますか?
A8. データがアップロードされた段階で、別データセンターにレプリケートされています。

Q9. 災害対策はされているのでしょうか?
A9. オペレーション・センターとバックアップ・センター地理的に離れた地域にあります。ただし、リカバリーできるのはProfessional版のみです。リカバリーには最大で14日かかります。

Q10. 稼働率はどのくらいでしょうか?
A10. 公表されたものはありません。

Q11. バックアップはどのように取得されているのでしょうか?
A11. 24時間毎に暗号化してバックアップを取得しています。ユーザー側で、バックアップ・タイミングを変更して取得することはできません。

Q12. サービス提供時間は決まっていますか?
A12. メンテナンス・スケジュールはForumで告知されます。2016/10時点では以下のリンクから確認可能です。この時間以外は利用できます。
https://community.watsonanalytics.com/discussions/questions/1441/watson-analytics-maintenance-schedule.html

Q13. 障害発生時の監視や通知はありますか?
A13. 2017年2月現在、ありません。

Q14. ユーザー管理はどのように行われますか?
A14. IBM IDでの管理となります。LDAP等の外部認証ソースのユーザー情報を使用する事はできません。Watson Analyticsの役割をIBM IDと紐付けて、読込・編集権限などのアクセス権限管理を行う事が可能です。
ユーザーのアクセスは記録されていますが、レポート実行などの監査ログは記録されていません。

Q15. 同じタイルを複数人で編集すると、壊れませんか?
A15. 同一IDで同時にログインは可能ですが、編集した場合は、保存する際に、別で編集されたためコピーを作成しますか、というメッセージが出力されます。

Q16. サポート体制はありますか?
A16. こちらのサポートリンクをご参照ください。
https://www.ibm.com/communities/analytics/watson-analytics/support/チケット制でのサポートを行います。ライセンスタイプにより、チャットによるサポートも可能です。

Q17. 障害や質問の問い合わせ先を教えてください。
A17. Watson Analytics Communityへ投稿をおねがいします。
https://community.watsonanalytics.com/discussions/

Q18. 日本語の技術情報はありますか?
A18.DeveloperWorksやハンズオン・ガイドの資料が提供されています。
・DeveloperWorks
https://www.ibm.com/developerworks/community/wikis/home?lang=ja#!/wiki/Watson%20Analytics%20%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86!/page/%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%A6%82%E8%A6%81
・ハンズオン・ガイド
https://www.ibm.com/products/specialoffers/jp/ja/watson_analytics_handson_download.html

第7回目も投稿しましたら、こちらにリンクを貼りますのでご期待下さい。

第1回目(アカウント作成~基本のグラフ作成)のリンク
http://qiita.com/shinyama/items/3477a419fef6fc085187

第2回目(データの確認~色々分析してみる)のリンク
http://qiita.com/shinyama/items/6d2dc941f50cbc34b6ea

第3回目(Displayの機能を学ぶ)のリンク
http://qiita.com/shinyama/items/a08a0b555149b86d52a6

第4回目(データの精製)のリンク
http://qiita.com/shinyama/items/3196e0176d87217fe3f6

第5回目(統計解析の機能)のリンク
http://qiita.com/shinyama/items/e6f9d63e1d3405826402

第6回目(FAQ)のリンク
http://qiita.com/shinyama/items/a281ac355d1e216f894e