opensslでiOSアプリ開発用CSRを作成


iOSアプリ開発時に開発/配布用証明書を作成する際に必要となる、証明書署名要求(CSR)を作成する方法です。

  • macのキーチェーンアクセスを利用せずに、コマンドラインでopensslを用います
  • opensslがインストールされている環境であればWindows/Linuxでも作成が可能です

opensslの確認

macには標準でopensslがインストールされているので、基本的にはインストール不要です。

# opensslがインストールされているか確認する
# インストールされていれば、バージョンが表示される
$ openssl version
OpenSSL 0.9.8zh 14 Jan 2016

秘密鍵の作成

# RSA暗号(鍵長2048ビット)を用いて秘密鍵を作成
openssl genrsa -out private.key 2048
  • 出力ファイル名はprivate.key(任意)としています。

CSRの作成

# 作成した秘密鍵をもとにCSRを作成
openssl req -new -key private.key -out CertificateSigningRequest.certSigningRequest -subj "/emailAddress=[メールアドレス], CN=[コモンネーム], C=JP"
  • メールアドレスは任意の値です。(デベロッパー登録の有無等は無関係なはず)
  • コモンネームは任意の値です。(キーチェーンアクセスに秘密鍵を登録した際にコモンネームが表示されます。)
  • C=Country(国名)はJP(日本)としています。

参考