Amazon Relational DataBase Serviceについて


Amazon Relational Database Serviceとは

 通称Amazon RDSと呼ばれています。
 その名の通り、『Amazonがデータベースをサービスとして提供してくれる』というもので面倒なセットアップが全て行われた状態でユーザーはデータベースを利用することができます。
 利用できるデータベースは以下の6種類です。
【Amazon Aurora/PostgreSQL/MySQL/MariaDB/Oracle/Microsoft SQL Server】
月額は従量課金制で、初期費用も不要となっています。

EC2とは

 EC2とは、AWSにて選択できる仮想サーバーの名称(ホスト)です。
レンタルサーバーと異なり、従量課金制となっています。
EC2とセットでよく使われる言葉にインスタンスというものがあります。
基本的にインスタンスといえば、EC2より建てられたサーバー(マシン)の一つを指すことが多いようです。
 EC2インスタンスにデータを格納するためのデータベースをインストールすることもできますが、規模が大きくなると容量の圧迫やパフォーマンス低下が懸念されます。

cloud9とは

 cloud9とは、AWS(Amazon Web Services)にて提供されるEC2インスタンスなどの仮想サーバーにデプロイするための、クラウド型統合開発環境ツールです。
 通常、開発環境といえばテキストエディタやコンパイラなど多岐にわたる機能を個別に揃える必要がありますし、ご自身のパソコンなどローカル環境にインストールすることがほとんどです。
 しかし、cloud9はクラウド型の統合開発環境(IDE)ツールですので、開発に必要な様々な機能を一括して揃えることができ、ブラウザさえあればインストール不要で、どのパソコンからでも同じ環境を利用して開発することができます。

RDSの役割

 RDSを利用するメリットとして、EC2とは別のクラウド上にデータベースを作成することができるという点が挙げられます。
 RDSとEC2の役割(データベースサーバーとWebサーバー)を分けることによって、負荷が減り、パフォーマンスを安定化させることができます。
 また、Abilability Zone(リージョン内の物理的な隔離場所)を別々にしても管理可能なので、それぞれを同期しておけば片方に障害が発生しても、もう片方で運営できるので安心です。
 ただし、Abilability Zone毎に通信費が発生するため、費用はかさみます。

EC2⇄S3ストレージ⇄RDS①

S3ストレージとはAWSのサービスの一つで、クラウド型のオブジェクトストレージサービスです(オブジェクトストレージとはオブジェクト、つまりファイル単位で出し入れが可能なストレージのことです)。
正式名称を『Simple Storage Service』と言います。
 主な役割は、ファイルのバックアップ、画像ファイルやCSSファイルなどの静的ファイルの配信、ファイルのバージョン管理などです。 
 事前に容量を決める必要はなくデータを入れた分だけ課金される仕組みで、1GBあたり0.025ドルと格安なだけでなく耐久性も高い点が特徴です。

EC2⇄S3ストレージ⇄RDS②

 S3ストレージEC2インスタンスのファイルを出し入れするだけでなく、RDSのバックアップ用としても使えます。
 RDSのDBインスタンスの自動バックアップはデフォルトでS3ストレージに作成され、指定した期間データを安全に保持することができます。
 また、スナップショットというユーザー起動型のインスタンスバックアップ(フルバックアップ)をとることが可能で、明示的に削除するまで保持し続けることができます。
 ストレージ使用の増加分に対しての課金のみで、コピーや共有もできます。

参考にさせて頂いたサイト

n2p様
ManagedCloud with AWS様