概要

• git-prompt.shでターミナル上でgitのブランチ名がわかるようにする
• 環境変数PS1をカスタマイズしてプロンプトに時刻を出す
• git-completion.bashでgitコマンドがtab補完されるようにする

実現方法

1. Homebrewでgitをインストール

$ brew install git
$ git --version
git version 2.18.0

Homebrewでgitをインストールするとgit-prompt.shとgit-completion.bashもインストールされる。

2. 実行権限を与える

$ chmod a+x /usr/local/etc/bash_completion.d/git-prompt.sh
$ chmod a+x /usr/local/etc/bash_completion.d/git-completion.bash

3. .bashrcにPS1の設定を追記する

# read script
source /usr/local/etc/bash_completion.d/git-prompt.sh
source /usr/local/etc/bash_completion.d/git-completion.bash
# option
GIT_PS1_SHOWDIRTYSTATE=true
# git ps1
export PS1='\[\033[37m\][\t \[\033[36m\]\u\[\033[37m\]@\h \[\033[32m\]\W\[\033[37m\]]\[\033[31m\]$(__git_ps1)\[\033[00m\]\$ '

設定可能なオプション

設定したいオプションをtrueにする

• GIT_PS1_SHOWDIRTYSTATE
  • addしてない変更がある(unstaged)ときに*を表示
  • add済みでcommitしてない変更がある(staged)ときに+を表示
• GIT_PS1_SHOWUNTRACKEDFILES
  • addしてない新規ファイルがある(untracked)ときに%を表示
• GIT_PS1_SHOWSTASHSTATE
  • stashがある(stashed)ときに$を表示
• GIT_PS1_SHOWUPSTREAM
  • 現在のブランチがupstreamより進んでいるときは>を表示
  • 現在のブランチがupstreamより遅れているときは<を表示
  • 現在のブランチがupstreamより遅れてるけど自分の変更もあるときは<>を表示

PS1に使える設定

私が使ってる設定について紹介。
他にも色々と使えるのでこちらを参考にどうぞ：Bashのプロンプト変更

エスケープ文字

• \h：ホスト名
• \t：時刻(HH:MM:SS、24時間表記)
• \u：ユーザー名
• \W：現在のディレクトリ名

文字の色

• \[\033[37m\]：White
• \[\033[36m\]：Light Cyan
• \[\033[32m\]：Light Green
• \[\033[31m\]：Light Red

4. 変更を反映する

もし.bashrcを読み込んでない場合は.bash_profileに下記を追記する。

if [ -f ~/.bashrc ]; then
    . ~/.bashrc
fi

設定を反映する。

$ source .bashrc
$ source .bash_profile

はい完成

こんな感じで出力されるようになります。

[14:50:54 user@host current_dir] (branch)$

参考：「Git補完をしらない」「git statusを1日100回は使う」そんなあなたに朗報【git-completionとgit-prompt】