MacのMicrosoft Office製品でEmacsライクなキーバインドを実現する


問題点

普段Microsoft Officeをあまり使わないのですが、所属している研究室の指示でスライドだけはPowerPointを利用して作成しています。Microsoft Office製品はMacのEmacsライクなキーバインド(Ctrl+fとかCtrl+hとか)に独自のショートカットが上書きされており、僕のようにEmacsライクなキーバインドに慣れている人にとっては非常にストレスフルです。ほとんどOffice製品を使わない僕にとって、重要度は「慣れ親しんだキーバインド」>>>「Officeのショートカット」だったのでショートカットを犠牲にしてEmacsライクなキーバインドを取り戻すことにしました。

解決策

Karabiner-Elementsというアプリを使ってOffice製品でもEmacsライクなキーバインド実現します。

1. Karabiner-Elementsのダウンロード

ここからKarabiner-Elementsをダウンロードします。

2. Emacs key bindingsのimport

Complex ModificationsAdd ruleImport more rules from the Internet (open a web browser)の順に選択するとブラウザにimport可能なruleの一覧が出るので、Emacs key bindings(執筆時点でrev12)をimportします。

3. ruleを適用

Emacs key bindingsの中にはEmacsライクなキーバインドを実現するためのruleがいくつか入っていますので、好みのものを選んでEnableを押すと選んだruleが適用されます。僕はとりあえずPowerPoint内でのカーソル移動が快適にできればよかったのでEmacs key bindings [control+key]のみ適用しました。これで無事Office製品でもEmacsライクなキーバインドが使えるようになります。

おわりに

Karabiner-Elementsはキーバインドをかなり自由にカスタマイズにできるアプリなので、今回の件に限らずいろいろといじってみると面白いと思います。