init.el に依らない Emacs on Ubuntu でのフォントサイズ設定


いろいろなところで言われていますが、Ubuntu での Emacs って確かにフォントが大きすぎて、Full HD くらいのサイズならちょうどいいのですが、Note PC とかであまり解像度がない環境では作業がしにくいです。

いろいろ調べたところ、init.el にフォント設定を書き込むという物がありました。しかし、X のデフォルトフォントが効いてるんじゃないかと発想を変えてみたら上手く行ったという話です。

GNOME Tweaks のインストール

Ubuntu のデフォルトのデスクトップ環境は GNOME で、私もこれを使っています。
GNOME の細かい設定を行うには Tweaks というツールを使用します。
もしもインストールされていなければ色々と便利なのでインストールしましょう。

sudo apt-get install gnome-tweaks

余談ですが、私は昔ながらの X の人なので、MS-Windows と異なりマウス・オーバーでウィンドウの重なり方を変えずにフォーカスが行くという挙動が好きなので、これも GNOME Tweaks で設定しています。

GNOME Tweaks の実行

GNOME Tweaks の実行。「アプリケーションの表示」から「Tweaks」で検索しても良いです。

gnome-tweaks

GNOME Teaks を実行すると「フォント」という項目があるので、これのフォントサイズを変えていきます。個人的には NotePC での使用には 10pt 程度が快適に感じました。Emacs の設定に一番効くのは「等幅」の設定ですが、全部 10pt に設定してみました。
それで、再ログインしてみると...。
あら不思議 (いや、そう設定したので不思議でも何でもないのだが)、「端末」とか「Emacs」のフォントもちゃんと反映されています。

これで、起動時に自動実行するアプリで Emacs を登録しても、ちゃんと --geometry 80x52-0+0 みたいなウインドウサイズ・位置指定のオプションが効いてくれました。

めでたし、めでたし。

Ubuntu 18.04 LTS と 18.10、19.04、19.10、20.04、20.10で確認しました。