2016年11月版 GCEの料金比較(台湾 vs 東京)※AWSもあるよ


はじめに

Google Cloud Platform (GCP) が東京リージョン公開になったので、普段は台湾リージョンのGoogle Compute Engine (GCE) を使っているので東京リージョンと台湾リージョンで気になる料金を比較します。ちなみにレイテンシーは、東京リージョンは台湾リージョンと比べて日本国内からのアクセスだと平均50-85%高速化したそうです。料金比較するついでにAmazon EC2の東京リージョンの料金も調べました。

比較

料金計算は以下の条件です。

  • 1ヶ月の使用料金
  • GCEは「1ヶ月連続稼動」が前提で、30%のディスカウントを適用
  • EC2は「リザーブドインスタンス」「スタンダード1年間」「前払いなし」が前提で、25-37%のディスカウントを適用
Type GCP(台湾) GCP(東京) AWS(東京)
Shared CPUx1, 0.6 GB $5.00 $5.51 $10.95 (t2.micro)
Shared CPUx1, 1.7 GB $15.73 $18.28 $21.90 (t2.small)
CPUx1, 3.75 GB $28.50 $34.28 -
CPUx2, 7.5 GB $56.61 $68.16 $79.57 (m4.large)
CPUx4, 15 GB $112.82 $135.92 $159.14 (m4.xlarge)
CPUx8, 30 GB $225.24 $271.43 $318.28 (m4.2xlarge)
CPUx16, 60 GB $450.08 $542.47 $635.83 (m4.4xlarge)
CPUx32, 120 GB $899.76 $1084.54 $1589.94 (m4.10xlarge)

おわりに

台湾リージョンから東京リージョンへの料金は約10%の値上げですね。GCEの中では、なにげに東京リージョンが一番料金高いです。乗り換えるとしたら、現状のGCEの使われ方と平均50-85%高速化と料金と、この3つの考慮ですね。そしてAWSと比べるとGCPは圧倒的に安いですね。その分AWSの方がEC2以外のサービスが多かったり、ネット上に情報が多かったりするんですけど。私は凝ったことはしないのでGCPで事足りてます。以上、料金比較でした。