RaspberryPiで11インチのタッチパネルモニタを使ってみた


ラズパイに11インチFullHDタッチモニタをつなげてみた

対象ハードウェア

  pi$ xinput

↑して調べてみると、ILITEK ILITEK-TPなるデバイス名だった。
こちらを縦方向でサイネージ風に使いたかった(ケーブル類は本体の上から飛び出るよう、270度回転するかたち)

とりあえず繋いでみた

もともとタッチ機能のないモニタを縦型でつかっていたので、/boot/config.txt の下の方は下記のようになっていた。

/boot/config.txt
(省略)
display_rotate=3

表示そのものは期待どおり270度回転されていたが、タッチしたときの反応が縦横で傾いたかたちになっていた。
lcd_rotateと記述すればよい等の情報もあったが試したところNG。

設定ファイルの作成

製品名でググったところ公式フォーラム上のやりとりがあり、参考にして /usr/share/X11/xorg.conf.d/90-rotate-touch.conf を作成してみた。
とりあえず表示はおおむね問題ないがタッチパネルの向きがおかしい件は解決せず。

Kumanの小型モニタなどでの設定をされているかたがいたので、そちらの情報をもとにXorgの設定にOption "SwapAxes"を追加したところ、期待通りの向きで動作するようになった。

設定ファイルのまとめ

マルチタッチは対応するものを持ってないので正しいかどうか分からないが、最終的には下記のような内容で270度回転した表示・動作ともに期待どおりになった。

/usr/share/X11/xorg.conf.d/90-rotate-touch.conf
Section "InputClass"
  Identifier "ILITEK ILITEK-TP"
  MatchProduct "ILITEK ILITEK-TP"
  MatchIsTouchscreen "on"
  Option "TransformationMatrix" "0 -1 1 1 0 0 0 0 1"
  Option "SwapAxes" "1"
EndSection