文字コード・フォント・画像


文字コード

  • コンピュータが文字を表すのに使用する数値のこと。
  • コンピュータで利用できる文字の集合体を「文字集合」といい、複数の「文字集合」を組み合わせたものを「符号化文字集合(Character Codeset)」といい、基本これを文字コードを呼ぶ。
  • 世界中の文字を1つのコードセットで利用できるようにしたいという試みを「Unicode」という。


文字コード 説明
ASCIIコード ANSIコード もっとも基本となる文字集合。ISO-646で国際基準となる。
Shift_JIS JISコードをベースとしたコードセット。ASCIIコードと漢字などの2バイト文字を共存させるために制定された。
EUC UNIX上で日本語を扱うために利用される。多言語対応
UTF-8 Unicodeで使われるコードセットの一つ。LinuxやMacOSなどで標準文字コードとして利用される。


フォントとwebページ

  • フォントとはある書体でデザインされた文字の集合体
  • 文字コードから文字を特定し、次にこの文字集合に対応するフォントを指定された物の中から探し出して描画するという流れになる。

代表的なフォント

  • TrueTypeフォント
    • MicrosoftとApple共同開発のフォント。Linuxでも利用可能。
  • PostScriptフォント
    • AdobeSystemsによって開発されたフォント。Macintoshで多く普及。
  • OpenTypeフォント
    • AdobeSystemsとMicrosoftが共同開発、のちにAppleの参画。WindowsとMacで違いなく表示可能。

代表的な書体

  • 欧文書体
    • セリフ・・・セリフは「飾り」という意味。装飾的要素を用いたフォント。
    • サンセリフ・・・「サン」は付いていないという意味。ArialやHelveticaなど
  • 和文書体
    • 明朝体・・・「はね」や「はらい」が表現されているフォント。
    • ゴシック体・・・文字の横幅が均等なフォントの総称。

画像

PCのディスプレイは数多くの画素(ピクセル)と呼ばれる点で構成されており、画素はRGBの3つのサブ画素の輝度を調整することで色を表現している。

解像度とは

画面を縦横、どれくらいの画素で構成するかを決めること。

画像の解像度

  • ビットマップ
    • 画素一つ一つに色を決めて画像を作っていく方式のこと。
    • 解像度はdpiで表し、1インチあたりどれだけの画素を並べるかで決まる
    • PCの場合、72dpiで画像を作成する場合が多い。
    • 印刷物では250~300dpiほどになる。
  • ベクターイメージ
    • 図形情報を点で結ばれた線で表すため、解像度という概念がない。

フォーマットの違い

  • JPEG

    • 1000万色以上のフルカラー表示が可能のため、色数の多い画像や写真などの自然階調の画像の圧縮が向いている。
    • 画像圧縮時、人間に伝わりにくい箇所の情報を削除し圧縮する。
    • 一度圧縮すると元に戻せないので必ずオリジンを別に保存しておく。
    • グラデーションに強いため写真などで利用する反面、輪郭がはっきりしないためアイコンなどでは不向き。
  • GIF

    • 最大256色から最小2色で表現される。色数の少ないボタンやロゴ画像の圧縮に向いている。グラデーションなどは濃淡の差が出てしまうため不向き。
    • 繰り返し加工、編集しても画像が劣化することはない。
    • 複数の画像を1つのGIFファイルにし、アニメーションさせることができる。
  • PNG

    • 最大280兆色()から、ファイルサイズ削減のため256色(png-8)まで対応可能。
    • RGB以外にA透過情報の指定が可能で、背景を綺麗に透過させることができる。
    • GIFと比べても圧縮率が高く、またフルカラーの自然画を劣化なしで圧縮可能。
    • イラストやアイコンなどで利用。