Oculus Connect 3で気になったこと


Web VR

これまでOculusのVRシステムはネイティブアプリ用に開発していたが、これからはWeb VRにも力を入れる。Web VRならストアを介さずURLを入力するだけで簡単にVR体験を提供できる。
Web VRのための二つのトピックが紹介された。

React VR

Web VRのためのフレームワーク。JavaScript等Webの技術でVRアプリケーションがWebベースで開発できる。
A-FRAMEのようなもの?

Carmel

Riftで使える、Web VRに対応したWebブラウザ。近日Early Accessが公開予定。
現状ではWeb VRを利用するにはChromeやFirefoxのカスタムビルドを使わないといけなかったりして敷居が高いが、これからはWeb VRが公式にサポートされて、使いやすくなる。といいな。

Video SDK

Gear VRで360度ビデオのストリーミングやアンビソニックへの対応を簡単に行えるVideo SDKを開発中。個人的にはとても気になる話題でした。

Standalone VR Device

現状のモバイルVRとPC VRの中間に位置する、VR専用機を開発中。あったらいいよねと思っていたけどついに!

Asynchronous Spacewarp

以前からAsynchronous Timewarpというヘッドトラッキングを利用した映像補完技術が搭載されていたが、これとは異なる新たな映像補完技術を開発中。Asynchronous Spacewarpと呼んでいた。
過去の2フレームから映像中のオブジェクトの動きを解析して間の映像を補完するというもので、従来は90fpsでレンダリングしないと快適なVR体験ができなかったというところが処理的には半分の45fpsで良くなり、ロースペックマシンでも快適なVR体験ができるようになる。
発表されたマシンは$499ということで、現行のOculus Ready PCと比べて約半額である。VR用PCは高すぎるのが短所だったが、これである程度解決されるか?

Oculus ReadyのPCを新たに製作していて最低動作要件がGeforce 960以上、Core i3以上に引き下げられ、より安価にVRマシンを購入できるようになる。ノートPCでもOculus Readyのマシンが登場する。