Actions on Googleでアプリを開発/公開する際の絶妙なハマりポイント


はじめに

Googleアシスタントアプリを開発→公開した時に躓いたポイントのまとめ。
ちなみに作ったのはこれ

このくらいシンプルな機能であれば、Dialogflowだけでさくっと作れる。

商標

一番最初に確認すべきところ。
「作業トリガー」は元々「やる気スイッチ」という名称にしようと思っていたが、この単語は商標登録されていた。そりゃそうか。
アプリ名を登録する段階でエラーを出してくれたので気付くことができたが、これによって最初から作り直す羽目になった。
検索サービスを使って確認してから名前を決めたほうがいい。
もしドメインを取るならそっちも確認。

音声認識

Googleの音声認識はかなり精度が高いが、100%ではない。
よって、同じ内容のコマンドでも言いやすいかつ聞き取りやすい単語を設定する必要がある。
また、Dialogflowは異なる言い回しでも柔軟に対応してくれるが、これが仇となる場合がある。
例えばある単語が別の単語として誤認識され、そっちに意味的に近いコマンドとして受け取られてしまう場合がある。

例)ユーザーの「触った」というコマンドが「終わった」と誤認識されてしまい、意図せずアプリが終了してしまう。

この例で言うと、「触った」を「持ってる」に変えると誤作動が少なくなった。
また、発音が近い単語をまとめてリストに入れておくと、誤認識した際に「もう一度言ってください」などと言わせることができる。

Googleアシスタントからの呼び出し

アプリを呼び出すには「アプリ名」に加えて「特定の命令文」が必要になる。
「作業トリガー」に関しては「作業トリガーにつないで」というフレーズを設定してある。
Google的には「〜につないで」を推奨してるっぽい。
個人的に、ちょっとダサいと思う。

アイコンの背景色

アイコンの背景にはが着いていないといけない。
透明を使用してアイコンの形を丸くしたりはできるが、中央にシンボルマークなどがあっても、背景が透明のみというのは認められていない。
また、背景色を白、黒、ライトグレーにすることは禁止されている。

審査

3時間で終わる時もあれば、3日以上待つこともあった。
最終的に4度目の申請で通ったが、合計で10日くらいかかった。
あと多分土日はやっていない。

ちなみに

他にもプライバシーポリシーの作成などで引っ掛かる可能性はあるが、基本的には親切なプラットフォームなので、ガイドラインに書いてあることを忠実に守っていれば大丈夫。
審査が通ったときはやたら賑やかなおめでとうメールが来るのでお楽しみに。