1on1MTGをやってみた
業務の傍ら、 1on1 という取り組みをやってみたので、やり方や感想について記載します。
事前説明
1on1とは
ヤフーさんが本を出している。
ヤフーの1on1 - 部下を成長させるコミュニケーションの技法
https://www.amazon.co.jp/dp/B0716B52LP/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
私の言葉で要約すると、 「業務時間内で、社員同士が1対1で仕事場に関することなどを話す場」 である。
※本では上司と部下で1on1のコーチングをしているが、別に上司と部下じゃなくても問題ないと思う。
1on1の取り組み
私の会社では既にいくつかの部署が取り組んでいたが、自分の部署では行っていなかったので、
後輩が私のチームに入ってきたタイミングで、2人で実施してみた。
ちなみに後輩は、自分とは別プロジェクトに所属する、1コ下の後輩だった。
1on1を取り入れた理由
そもそもなぜ1on1をやろうと思ったのか。
理由1:マネジメント業務の取り組み・練習がしたかったから。
現在自分は社会人経験が浅く、立場としてそこまで高くない。
ただそのうちマネジメント業務に携わりたいと思っていたので、今のうちから何かしらの取り組みに取り組みたかった。
理由2:仕事以外で職場の人と話す機会が少なかったから。
飲み会が多い職場なら別かもですが、自分の部署は飲み会が少なく、
職場の人とコミュニケーションを取る機会が少なかった。
同じ職場で働く以上、コミュニケーションを取ることが業務上大事だと思うので、
何かしらの取り組みがしたかった。
理由3:後輩が円滑に仕事できるように。
自分が今の部署に最初入ってきた時、
OJTの方が多忙だったこともあり、業務や会社の業務外のことなど聞く機会があまりなくて困った。
そこで、部署に入ってきた人にとって、普段聞きにくいことを聞けるような場が必要だと思った。
理由4:流行っているから。
最近とてもトレンドだったので。笑
1on1のやり方
やり方は人によって、環境によって異なるとは思うが、
自分たちに合うやり方・ルールを予め考えてみた。
- 期間:週1
- 時間:1回30分
- テーマ:後輩が考える
上司が複数人の部下、例えば10人の部下と1on1をする場合、2週間に1回15分で実施した方がよいかもしれない。
ただ、今回は1人の後輩としか1on1しなかったので、無理がないよう1週間に1回30分でやってみた。
また、本にも記載ある通り、テーマは基本後輩に考えてきてもらうようにした。
私からテーマを出すこともあるが、後輩が出すテーマを優先度高くした。
ちなみに、後輩には言わず、私が勝手に決めた暗黙のルールが下記。
- 怒ることはあまりしない。自分の意見は控えめにして、傾聴する。
- 次の1on1までに何をするか、毎回宿題を出す。
個人的に、1on1が苦痛、と思われることを一番危惧した。
怒ってしまったり、自分の意見を相手に押し付けてしまったりすると不快にさせてしまう。
このようなことがないように気をつけた。
また、1on1は週1という習慣的作業なので、毎週なにかしらの成果が出せるよう、宿題を出した。
例えば、「毎週1本Oiitaに記事を書く」「毎週気になる記事を1on1の場で紹介する」など。
もちろん、この宿題を忘れてしまった場合も怒ることはしない。
やってみた感想
私の感想
良かった点1:コミュニケーションが活発になった
1on1をする前とした後で、日常的にコミュニケーションが多くなったように感じた。
今まで用がなければ話さなかったところが、
何気ないことでも話すようになった気がする。
良かった点2:他チームが何をやっているか、どういう状況なのかが分かる
普段だと自分のチーム、部署しか知らず、考えが閉鎖的になってしまいがちだが、
1on1を別チームの人と行なうことで、他のチームはどういう状況なのか、何をやっているのか、どんな取り組みをしているのかが知れる機会となった。
良かった点3:リフレッシュの時間になる
仕事が立て込んでいたとしても、怒らない平穏な場として1on1の時間があったので、
私としてもリフレッシュの時間に感じた。
悪かった点1:雑談が多くなりがち
雑談自体が悪いとは思っていないが、
テーマを事前に考えておかなかったりすると雑談が多くなってしまいがち。
どんなことを話すか、私も事前にある程度候補を考えておいた方がスムーズかと思った。
後輩Mさんの感想
後輩にもやってみてどうだったか聞いてみた。
良かった点1:不明点を聞ける
新参者である私からすると、先輩に不明点を聞ける機会があるのはとてもありがたい。(例:既存サービスのアーキの話など)
良かった点2:仲良くなれる
プライベートの話をすることもあり、先輩との親近感が増す。
また、業務上での悩み相談もできるため、業務に対してのストレス緩和にもなり得る。
良かった点3:自分で取り組んでいる活動に対してのFBがもらえる
個人的に作っているアプリなどがあれば1on1で見せてFBをもらうことができた。
個人的には、誰かに作ったものを見てもらうことでモチベーションの向上に繋がるため、嬉しい機会である。
また、FBをもらい改善点や今後追加したい機能なども明らかになるのも良い点である。
悪かった点1:業務時間を割かなくてはならない
どうしても業務での実装に集中していたり、
タスクが山積みになっていると1on1の時間を業務に充てたいと感じることがある。
悪かった点2:テーマを決めにくい
1on1では後輩がテーマを決めるという方式になっているが、どうしても話す内容が浮かばなかったりする。
そういう時は、どうしても雑談になりがちだったりもする。
まとめ、補足
気になることがあるので、時間を割いてメンバーと話をしよう。などと考えると腰が上がりにくい人もいるかと思います。
その時間が習慣的にあるというのは有意義だと思います。
総じて、1on1やってみて良かったと思うので、これからも継続してやっていこうと思っています。
チームメンバーとのコミュニケーションに悩んでいる人、
会社で悩みがあるのに聞きにくい人、
特に悩みとかないけど1on1してみたい人など、
ぜひ1on1やってみてください。
Author And Source
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