損益分岐点計算を中学数学知識で考える


見出し

  • 変動費率とかの式がややこしかったので自分用をかねてまとめ
  • 暗記の方がわかりやすい人は暗記で・・・
  • わかりやすく書けると思って書いてみたら、案外わかりにくいまとめになってしまいました(´・ω・`)

重要なこと

  1. 利益 = 売上高 - 変動費 - 固定費
    • 売上から費用を引いたら利益だよと考えるのはとてもスムーズ
  2. 変動費は売上高に応じて変動するもの
    • 変動費は売上高に比例する
    • y(変動費)=ax(売上高)が成り立つ
    • この時の比例定数aを変動費率と呼ぶ

例題

応用情報技術者試験過去問より

  • 下記の時の損益分岐点売上高を計算する問題(単位 百万円)
    • 売上高 500
    • 変動費 300
    • 固定費 180

解いてみる

  • 損益分岐点は利益が0になるところ

1.より 0(利益) = 売上高 - 変動費 - 固定費
求めたいのは売上高なので売上高をxと置く。
変動費もわからないのでyと置く。
固定費は定数なので代入する。
0 = x - y - 180
180 = x - y ・・・①

2. より 変動費 = a × 売上高
売上高が500のとき変動費が300なので
300 = 500a
a = 0.6
従って売上高xの時の変動費yは
y = 0.6x ・・・②

①、②より
180 = x - 0.6x
180 = 0.4x
x = 180 / 0.4
x = 450

参考