最新の安定版どどんとふをConoHaのVPSで導入(投稿時点1.48.00)


参考にしたページ

Apache 2.4 + ruby 2.0.0 + どどんとふで最小限構築メモ
どどんとふ1.46.00を最小構成のCentOS7から構築できた時の手順


はじめに

備忘録です。誰かに見せることを考えて居ません。
ただ質問があればお気軽にどうぞ。答えられるとは限りませんので悪しからず……
自分の場合の導入手順は上の2つとは少し違いましたので書いた次第です。追記は多分あります

環境

ConoHa VPS900

名称 設定値
タイプ VPS
リージョン 東京
メモリ 1G
イメージタイプ OS
OS種類 CentOS7.2(64bit)
自動バックアップ 無効
ディスク容量 SSD 50GB
接続許可ポートIPv4 全て許可
接続許可ポートIPv6 全て許可
SSH Key 新しいキーを登録

足りない所は自分で決める所です。

最低限の手順

アップデートする、必要なものをインストールする(updateとupgradeはほぼ同じ)
rootでログイン

$ sudo yum update
$ sudo yum install wget libyaml-devel gcc httpd unzip policycoreutils-python

Rubyを導入する

$ wget http://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.1/ruby-2.1.6.tar.gz
$ tar -zxvf ruby-2.1.6.tar.gz
$ cd ruby-2.1.6
$ ./configure
$ sudo make install
$ rm -RI ruby* #Ruby導入に使った不要なディレクトリを削除
$ yum install ruby-devel
(msgpackのビルドに必要なため入れる)
$ gem install msgpack

これが済んだら、公開鍵認証でのみログイン出来るユーザーを作ります。

$ adduser 新ユーザー名
$ passwd 新ユーザー名
$ gpasswd -a newuser wheel
$ id 新ユーザー名
$ uid=500(新ユーザー名) gid=500(新ユーザー名) groups=500(新ユーザー名),10(wheel)

このように表示されたらユーザー作成成功。
公開鍵認証を設定する時に、ユーザーの共有鍵ファイル、及びそれを格納するディレクトリは必ずそのディレクトリをホームディレクトリにしているユーザーで作ってやらないと詰まります。1日詰まりました。

どどんとふをセットアップする
どどんとふのリンクに飛んで一番新しそうな安定版を探す。

//どどんとふの取得&展開
$ cd ~
$ wget http://www.dodontof.com/Download/DodontoF_release/バージョン
$ mv DLしたどどんとふのファイル名 D.zip #長ったらしいのでD.zipにしてやりやすくする
$ mv D.zip /var/www/html
$ cd /var/www/html
$ unzip D.zip
$ mv DodontoF_WebSet/* /var/www/
$ mv public_html/* .
$ rm DodontoF_WebSet/ public_html/ -rf
$ mv saveData ..
//所有権とかセキュリティコンテクストとか権限の変更
$ chown -R apache ../*
$ chgrp -R apache ../*
$ cd html/DodontoF 
$ chmod -R 705 saveDataTempSpace fileUploadSpace replayDataUploadSpace ../../saveData ../imageUploadSpace
$ chmod 700 DodontoF*.rb
$ chmod 600 log.txt*

/etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する。

httpd.conf
# vim /etc/httpd/conf/httpd.conf
- #AddHandler cgi-script .cgi
+ AddHandler cgi-script .cgi .rb

+ <Directory "/var/www/html/DodontoF/">
+ DirectoryIndex DodontoF.swf
+ Options ExecCGI
+ </Directory>

config_local.rbを作る。ここは人それぞれだけど…

config_local.rb
# vim src_ruby/config_local.rb
$isMessagePackInstalled = true
#せっかくVPSなんだから、これで高速化オプションを適用しよう

DodontoFServer.rbを編集する。

vim DodontoFServer.rb
- #!/user/local/bin/ruby -Ku
+ #!/user/bin/ruby -Ku

編集の必要が無かったけど必要な変更オプション

# vim /etc/selinux/config
- SELINUX=enforcing
+ SELINUX=disabled

httpdをstartする。enableも入れると再起動したタイミングでhttpdが起動する。

$ systemctl enable httpd
$ systemctl start httpd