CentOS6.x 64bit のCUI環境にAndroid環境を構築する


CIのためにAndroid環境をCentOS(GUIなし)環境に構築する必要が出たので、その方法。
特に、個別のパッケージ(SDK Platformなど)をインストールする方法の説明があまりなかったので、ここに共有しておく。

前提

JDK, Ant はインストールされているものとする。

また、Android SDKが 32bit 用にビルドされているらしく、必要となる以下のライブラリをインストールしておく。

# yum install glibc.i686 libstdc++.i686 zlib.i686

SDK本体のインストール

http://developer.android.com/sdk/index.html の DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS より
SDK Tools Only の "Linux 32 & 64-bit" をdownload する。

これを展開し、パスに android-sdk-linux/tools を追加しておく。

パッケージのインストール

で、本題。
GUIの場合は、SDK Manager を起動して必要なツール、SDK Platform を選択してインストールするが、それと同等なことを CUI でするには以下のように行う。

まず、インストールできるものを以下のコマンドにて確認する。

$ android list sdk -a -e
----------
id: 1 or "tools"
     Type: Tool
     Desc: Android SDK Tools, revision 22.3
----------
id: 2 or "platform-tools"
     Type: PlatformTool
     Desc: Android SDK Platform-tools, revision 19
----------
… 以下省略

この "tools" とか "platform-tools" とかを以下のように指定して、個別にインストールをしていけばよい。
私が実行したコマンドは以下の通り。何をインストールするかは自分の要件次第ということで。

$ android update sdk -u -a -t tools,platform-tools
$ android update sdk -u -a -t doc-19,android-19,sample-19,sysimg-19,source-19,build-tools-18.1.1
$ android update sdk -u -a -t extra-android-support,extra-google-google_play_services

確認

インストールがすべて完了すれば、

$ android create project -t 1 -p /tmp/helloworld -k "com.example.test" -a HelloWorld 
$ cd /tmp/helloworld
$ ant debug
$ant debug install

とかでプロジェクトが作れて、ビルドができて、インストールできるかといったところを確認すればOK.

ちなみに、-t で与えるIDは

$ android list

で表示されるIDを指定することになる。


以上