CentOS6.xにMozcをインストール


はじめに

CentOS6.5にMozcをインストールしたときの備忘録

CentOS6.x系ではyumリポジトリにMozc関連のRPMが無いので手軽にインストールすることができない。
そこでMozcをデフォルトインプットメソッドにしたVine6のリポジトリからRPMをダウンロードしインストールする。

実行環境

  • CentOS6.5
  • CentOS6.6
  • GNOME2

準備

wgetをインストール

$ sudo yum install wget

EPELリポジトリを追加する

下記コマンドを実行

$ wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
$ sudo rpm -ivh epel-release-6-8.noarch.rpm

※ x86_64の部分はインストールしているLinuxのアーキテクチャで変わる。

リポジトリの生存を確認する

下記リンクにアクセスする
/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS
もし404であれば、Vineの他のミラーリポジトリを探す旅に出るか、あきらめる。

インストール

protobufインストール

$ sudo yum install protobuf

qtインストール

$ sudo yum install qt
$ sudo yum install qt-x11

以下の作業はスクリプトを使用したインストールかコマンドでモジュールを一つずつインストールする2種類の方法を記載する

コマンドで手動インストール

順番は合っているハズ

zinniaインストール

$ wget http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS/zinnia-0.06-3vl6.x86_64.rpm
$ sudo rpm -ivh zinnia-0.06-3vl6.x86_64.rpm

tegaki-zinniaインストール

$ wget http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS/tegaki-zinnia-japanese-0.3-1vl6.noarch.rpm
$ sudo rpm -ivh tegaki-zinnia-japanese-0.3-1vl6.noarch.rpm

mozc-serverインストール

$ wget http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS/mozc-server-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm
$ sudo rpm -ivh mozc-server-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm

mozc-utilインストール

$ wget http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS/mozc-utils-gui-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm
$ sudo yum install mozc-utils-gui-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm

ibus-mozcインストール

$ wget http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS/ibus-mozc-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm
$ sudo rpm -ivh ibus-mozc-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm

mozcインストール

$ wget http://ftp.kddilabs.jp/pub/Linux/packages/Vine/Vine-6.3/x86_64/Vine/RPMS/mozc-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm
$ sudo rpm -ivh mozc-1.5.1090.102-1vl6.x86_64.rpm

スクリプトでインストール

$ wget https://raw.githubusercontent.com/Sa2/scripts/master/sh/mozc-installer-for-centos6_x.sh
$ sudo sh mozc-installer-for-centos6_x.sh

再起動する

Linuxを再起動する

Mozcを有効化する

  1. GNOMEパネルのシステム -> '設定' -> 入力メソッドをクリック

  2. IM Chooserが立ち上がるので入力メソッドの個人設定`をクリック

  3. インプットメソッドタブをクリック

  4. インプットメソッドの選択 -> 日本度 -> Mozcの順にクリック

  5. インプットメソッド内のリストにあるAnthyをクリックして選択し、削除ボタンをクリック

以上の操作でMozcが有効化される