[AWS]EC2にLAMP環境を構築したときの、手順まとめ


はじめに

今回、まっさらなEC2サーバーにLAMP環境を構築したので、インストール方法と設定手順を、備忘録を兼ねて共有します。

サーバーについて

今回は、AWSでEC2インスタンスを立ちあげ、WEBサーバーとして用意しました。
このサーバーへのSSH接続の説明を割愛し、これ以降のLAMP環境のインストールと設定について書いていきます。

Linux編

最初にLinuxの準備です。

インストール

今回はOSに、Amazon Linux2を用いています。
AWSでEC2インスタンスを作った際に、ポチポチっとOSのインストールはできている状態ですので、割愛いたします。

各種設定

日本語

まずは、OS上の言語を設定します。

Linuxの言語設定
sudo vi /etc/sysconfig/i18n

↑このコマンドで、i18nというファイルを開いて編集します。

/etc/sysconfig/i18nの中身:変更前
LANG="en_US.UTF-8"
/etc/sysconfig/i18nの中身:変更後
LANG="ja_JP.UTF-8"

この通り、日本語に設定します。

日本時刻に合わせる

OS上の時刻確認コマンド
$ date

時刻設定は以下の通りです。

日本語用のファイルをコピーしてくる
$ sudo cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
ファイル編集コマンド
$ sudo vim /etc/sysconfig/clock

↑のコマンドで編集します。

ファイルの中身:編集前
ZONE="UTC"
UTC=true

UTCAsia/Tokyoに書き換えます。

ファイルの中身:編集後
ZONE="Asia/Tokyo"
UTC=true

これでOKです。
最後に、もう一度$ dateで時刻が変わったことを確認しておきます。

パッケージを新しくしておく

ここからは、yumを使っていきますので、一応アップデートしておきます。

yumをアップデート
$ sudo yum update

Apache編

続いてApacheの準備です。

インストール

インストールのコマンド
$ sudo yum install httpd
確認
$ yum list installed | grep httpd  

各種設定

index.phpを読み込むようにする

初期設定ではindex.phpを読み込んでくれないので、読み込んでくれるようDirectoryIndexを変更します。

httpd.confファイルの編集コマンド
$ sudo vim /etc/httpd/conf/httpd.conf

↑このコマンドで編集を開始します。

httpd.confファイルの一部:編集前
<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.html
</IfModule>

↑を
↓に編集します。

httpd.confファイルの一部:編集後
<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.php index.html
</IfModule>

Apacheの起動と確認コマンド

起動
$ sudo service httpd start
確認
$ sudo service httpd status

Apacheを自動で起動するようにしておく

自動起動コマンド
$ sudo chkconfig httpd on

MySQL編

Amazon Linux2には、デフォルトでmariaDBが入っていますので、MySQLを使われる方は、念の為アンインストールしておくと良いかもしれません。アンイストール方法は、こちらが分かりやすかったので、リンク貼っておきます。

インストール

インストールのコマンド
$ yum install mysql
確認
$ mysql --version

PHP編

最後にPHPの準備です。

インストール

インストールのコマンド
$ sudo amazon-linux-extras install php7.2
確認
$ php --version

各種設定

php.iniファイル

ファイル編集コマンド
$ sudo vim /etc/php.ini

変更内容は

  • Dynamic Extensionsの下の方に、extension=mbstringと追記
  • mbstring.language = Japaneseのコメントアウトを外す
  • mbstring.internal_encoding =のコメントアウトを外し、=の後ろにUTF-8を追記

この辺りで良いかと思います。

おまけGit編

Gitのインストールもしておくことが多いので、ついでに書いておきます。

インストール

ファイル編集コマンド
$ sudo yum install git

さいごに

最後までありがとうございます。
足りない部分もたくさんあるかと思いますが、備忘録もかねて共有させて頂きます。

なにか間違えているところ等があれば、コメントいただけると嬉しいです。