朝会、夕会を価値あるものにするための観点と方法


デイリースクラム、スタンドアップミーティング、朝会、夕会と色々呼び名はありますが、1日の進捗などを確認するものになります。

朝会

出勤時間のすぐにやるのが通常です。
朝に行われるため、前日やった作業の確認、課題などのシェア、今日やることの確認が行われます。
1人ずつ順番に全員が自分の話をします。

夕会

夕方に行われます。
今日行った作業の報告が中心となります。

どちらがいいのか?

個人的には夕会より朝会の方が好みです。
なぜなら、自分が今からやることが整理されてから作業を開始しようと思うからです。
夕会は時間帯の関係で、いまからやる1日の作業が共有されるのではなく、今後の日程でやることのような、ふわっとしたものになりやすいです。
また、夕方だとプログラミングに集中している時間を切ってしまいやすかったり、別の打ち合わせなどがあり、参加できない人が居るなど、弊害が多いように思います。
よほどの理由がない限り朝会の方がベターなケースが多いでしょう。

デイリースクラムの進め方

この、朝会or夕会をデイリースクラムと呼ばせてもらいます。
では、どのように進めると良いのでしょう。

一番は情報のシェアです。
進捗確認とこれからのアクション、そして問題、課題です。
基本的に長い打ち合わせになってはいけません。出来れば10分以内に終わらせるくらいが良いでしょう。
スタンドアップミーティング形式で全員立って行うことが基本とし、長くミーティングしない形で行います。

このデイリースクラムが長くなってしまうチームでは
ときに問題や課題が出てきたときに機能の開発のより細かな話をその場でしてしまうことも多いです。
そういう話題が出てきたときには、全員が聞くべき話では無いときには、「このあと話しましょう」と言って、その場では次の人の話を聞きましょう。

このデイリースクラムを行うときは、カンバンを使って各人の作業を見ながら話をスタイルが多いでしょう。
時間短縮のために、進捗状態を共有する以外のチケットはこのミーティングの前に動かしましょう。
ここでは全員の時間を使っていると言う意識をもって、事前の準備が行われるように考え方を促していく必要があります。

終わりに

前回のKPTとも同様なのですが、ここで上がった課題は日々の進捗に大きな影響を与えます。
あとで話し合うと言うアクションをすることが多いのですが、このアクションの中身が翌日の課題に上がらないようにしっかり対処となる行動に仕上げましょう。

また、進捗に関しては遅れた作業が見えた場合に、スケジュールを変えるべきか、リカバリするのか、別の人をアサインするのか、その判断を素早く出来る材料がこの会でシェアされるようにしましょう。
ただただ報告するだけの会であれば毎日行う必要はありません。
問題発見を最速でキャッチアップするための会だという認識で行うと、非常に有意義な会になっていくことでしょう。