プロジェクトマネージャーとして大切にしていきたいこと


はじめまして、ディップで開発マネジメントを担当しているe-takazawaです。

普段は弊社アプリのiOS/Androidアプリのプロジェクトマネージャーをしながら、たまにBitriseおじさんをやっています。

今回の記事では、今までのマネジメント経験を振り返ってこれからもこれは大事にしていきたい!と思うことをアウトプットしていこうかなと思います。

簡単に今までやってきたこと

書く前に今まで自分が何をやってきたかを簡単に振り返ってみます。
文系大学を卒業した後、2006〜2013年の間に新卒で入社した会社で、業務系Javaアプリや自社のAndroidアプリ開発、CakePHPでECサイト開発をしていました。

ディップには2014年からJoinし、最初の一年はAndroidエンジニアとして自社アプリの開発をしていましたが、2015年くらいからチームリーダーを任されることになりました。
そこからはいくつかの大小様々な開発プロジェクトを乗り切り、今はiOS/Androidアプリのプロジェクトマネージャーをしています。
大切なことはそれまでの経験の中で見えてきたことを書いていきたいと思います。

大切にしていきたいこと

ここからは本題ですが、マネージャーの仕事は多岐にわたるので、大切なことは山ほどたくさんあり、なかなか書くことも多く文書化しづらいと思っています。(それこそ一冊本が書けるくらいあると思います。)
今回は私が特に大事だと思っている以下の事柄について書いていこうと思います。

【体制を作る】
【チャレンジできる環境】
【日々のコミュニケーション】
【先を見る】
【諦めない】

体制を作る

社内プロジェクトを円滑に進めるためには、全員の理解レベルを一定以上にして動く必要があるのと思っているので、自社サービスに対して、いかにしてメンバ全員に理解してもらうかに重要です。

ですので、Joinしてもらった時のオリエンテーションで説明、説明した後も理解度を上げるためのフォロー、実際に作業をお願いした後もフォローをしていきます。
Join直後のメンバにはいいスタートダッシュをしてもらいたいので、特に慎重に、細かくやっていくこと必要だと思っています。

ただ、このようにマネージャーが全てのことを考えて動く環境にしてしまうと、必然的にメンバが待ちの姿勢になってしまうので、理解が進んだら「ある程度はお任せしながら、重要なところだけを押さえておく」ようにしてメンバ一人一人が自立して動いてもらうようにすることが重要だと思っています。

チャレンジできる環境を作る

せっかくJoinしてくれたメンバも、お願いする作業を淡々とこなすだけだとすぐに飽きてしまうかなと思っています。
また、iOS/Androidアプリの開発は、OSの進化に合わせてどんどん新しいことに挑戦していかないと自社以外のサービスの成長にどんどんおいていかれる環境にあります。

と言った事情もあるので、新しいことにチャレンジできる空気感とそれを生み出すため動きが重要だと思っています。

具体的に言えば、プロジェクトマネージャー自らが新しいことへのチャレンジをする題材を作る(Kotlinの導入など)、メンバが「新しいライブラリを入れてみたい」と提案してくれたことを承認する、といった内容になります。

自社のサービスに対して新しい取り組みをする以上、導入には慎重になるべきですが、個人的には、「しっかりテストすれば問題ない」と思っています。

日々のコミュニケーション

メンバの数が増えれば増えるほどコミュニケーションは重要です。
これは誰もがそう思うことだと思います。

日々の起きがちなコミュニケーション
特定のメンバの間だけで話して決めたことが別の誰かが知らなかったり、
人によって同じ言葉を言っているのにその言葉の意味やレベル感が人によってそれぞれ違ったり、

コミュニケーションあるあるだと思いますが、このような問題は日々のコミュニケーションの中で起きがちです。

こういった問題は放置していると積み上げて負債として溜まっていき、あとあと取り返しがつかなくなることがあるので、日頃からコミュニケーションに対して気を配っておくのもマネージャーの役割かなと思っています。

基本的には、会話だけで決めた内容はそのままにしないで、Slackに流しておく、Issueとして起票しておく、など、コミュニケーションツールを積極的に活用していったり、メンバ間で問題が起きそうになったら会話して妥協点を探っていくなど、ツールだけではく生の会話をしていくように促すことが重要だと思います。

先を見る。

上司や先輩の受け売りですが、これが一番プロジェクトマネージャーにとって重要な事だと思っています。
メンバには今やるべきことをやっていますが、マネージャーは今やっているところから1、2ステップくらい先を見ながら行動するくらいがちょうどいいと思います。
1、2ステップくらい先を見るとそれに向けて準備しなきゃいけないタスクがたくさん出てくるので、それをメンバに適切に振り分けることが重要だと思います。

諦めない

プロジェクトを進めていると「これは無理!」っていう問題が起きると思います。
起きた時、メンバが諦めモードになることもあると思います。
そこでマネージャーが一緒になって「うん、これは無理だね。」って一緒に折れてはいけないです。

「いや、確かにこれは無理だけど、こうしたらできるんじゃない?」とか「これは確かに無理だね。別の方法考えようか。」とか、必ず前を進むための言葉を選んで発言することが必要だと思います。

最後に

と、ここまで大切にしていきたいことを書いてきましたが、全てのことが今の自分にできているかと言われるとできていないことが多いなぁと思っています。(自分に言い聞かせるつもりで書いていました。)
まだまだ至らない点もありますが、これからもやっていき!という気持ちで今年の残り少ない日と来年も過ごしていこうかと思います。

ありがとうございました。