【RPA】ロボットの稼働方法 (ヒトロボ協働型・ロボ自律型)別ライセンス提供/ツール別比較


RPAにおけるロボットの動作には2種類の方式があるのをご存じですか?1つは人間のユーザーが使っているパソコン上で一緒に稼働する方式 (Attended/ヒトロボ協働型) 、もう1つはRPA専用マシン上でサーバーからの指示で自律して稼働するタイプ (Unattended/ロボ自律型) です。人間と一緒に動作するAttendedタイプは、人間のPC作業を直接支援したり、ロボットを仲介して複数の人間ユーザーと共同作業したりといったことが想定されます。一方、専用マシンで自律して稼働するUnattendedタイプはひとまとまりの切り離された作業をただひたすら実行する想定です。

これらのタイプの違いは稼働時間の違いやライセンス費用の違いにも表れてくることがあります。Attendedタイプは人間が稼働している間、つまり1日最大8時間の稼働となる一方、Unattendedタイプは24時間の稼働が可能です。そのためUnattendedはAttendedの3倍以上の仕事効率があるとも考えることができます。Attended/Unattended用のライセンスが分かれている場合は、Attendedの値付けはUnattendedの数分の1となっています。

ということで、ロボットの稼働方法別ライセンス提供について主要5大RPAソフトウェア (WinActor、BizRobo!、UiPath、Automation Anywhere、Blue Prism)の比較をしてみたいと思います。

ロボットの稼働方法別ライセンス提供 - ずばり比較!

凡例
👍: 対応するライセンスがある。
❌: 対応なし。

RPAソフトウェア Attended Unattended 説明
WinActor 👍 RDAであるため、基本はユーザーのデスクトップPCで動作することが想定されています。ライセンスタイプの違いはありません。
BizRobo! 👍
(mini)
👍
(Basic)
ライセンスタイプの違いはありませんが、製品の違い Bizrobo! miniとBizrobo! Basicはそれぞれデスクトップ型のRDA、サーバー型のRPAなので、この違いがAttended/Unattendedの違いと考えることもできます。
UiPath 👍 👍 Attended、Unattendedの2種類のライセンスがあります。
Automation Anywhere 👍 👍 Attended、Unattendedの2種類のライセンスがあります。
Blue Prism 👍 "本番環境" の最大同時実行ロボット数のみ課金対象というのが特徴です。課金は専用マシンでの実行 (=ロボ自律型) のみ想定しており1種類です。

参考記事

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