日常生活で行う標準化


はじめに

この記事は「標準化のススメ」の続きです

  • 「標準化しよう」といってみたもののやり方がわからない。
  • 何か標準化した実績もないのに、仕事で標準化を提案できない

といった問題を解決するための記事です。

まずは個人的に、仕事とは関係ないプライベートな生活の中から標準化していこう。
それで成果がでたら、自信をもって仕事の中でも実施、提案していこう
というものです。

どんなものを標準化すべき?

標準化するとその標準の作成、メンテ、実施するコストがかかります。
標準化するメリットが、標準を作成、メンテ、実施するコストを上回るか?
考えた上で標準化しましょう。

サンプルで「朝の準備」を例に上げて考えます。

朝の準備リスト(例)

  • 顔洗う
  • 剃り残し、鼻毛がみえていないよう気をつける
  • 髪整える
  • 手洗い・うがいをよくしている
  • 毎朝、トイレで大を済ます
  • 朝ごはんを食べる
  • 歯磨きする
  • ハンカチ・タオル・ティシュを持っている
  • 汚れ、シワに気をつける
  • 上着 肩のフケ・シミに気をつける
  • ポケットがふくらむほど物を入れない
  • ベルトは痛んでいないものをする清潔でゆるみのないものをする
  • シャツは中まで入れてベルトする
  • ベルトはバックルを真ん中にする
  • 水筒持つ
  • 鞄のチャック確認
  • きちんと磨かれ手入れした靴を1日ごとにかえてはく

失敗したら

失敗したことを再発防止のため、リストを改定する

失敗したら、標準改定していきましょう。
しつこいですが、このときも
標準化するメリットが、標準を作成、メンテ、実施するコストを上回るか?
考えた上で改定しましょう。

改定例:

・予定にあわせて準備するものがあったのに忘れ物した。
→「水筒を持つ」の前に「タスクリスト、予定表を確認する」「忘れ物ないか確認する」
・ゴミ出し忘れた。
→「水筒を持つ」の前に「ゴミをもったか」
・傘を忘れて、ずぶ濡れになった。
→「天気チェックし、雨なら折りたたみ傘をもっていく」を追加

※)ホントは夜やることリストも作成し、夜のうちに準備したほうがいいかもしれません。そうすると運用コストも上がりますが。

リスト更新だけじゃなく、自動化も考えよう

繰り返す作業は人間より、コンピュータがやったほうがコストが低い

・傘を忘れて、ずぶ濡れになった。
 →IFTTTアプリで雨なら通知がくるように設定する
  →「雨なら折りたたみ傘をもっていく」を追加
※折りたたみ傘をカバンに入れっぱなしにすればいいんですけどね。

その他、生活の中で繰り返すことは標準化、自動化していきましょう。
・季節ごとの模様替え
・年中行事

標準化することのメリット

成長の履歴がのこる。失敗しても、これは次活かせばいいと思える。
実行し、失敗することの怖さが、軽減する。

成功の反対は、失敗ではなく挑戦しないこと。
失敗には学びがあり、そこで諦めなければ成功への通過点