続・こんなプロジェクトは破綻する スケジュール②


つづきです。

自分の作業にバッファーを取るパターン。

作業見積もりを聞かれて、3日ぐらいで終わると思ったけど、余裕をもって、「5日で。」という・・・

これは、本気出せば、3日で終わるけど・・・

理由は、
 ①何か想定外のことがあった時にリスケしたくない。
 ②毎日余裕を持って作業を終わらせたい。
 ③なんかやる気が出ないので、だらだらやりたい・・・

大体こんなところでしょうか。③は論外ですね。
気持ちはわかりますが、あまりにも多く取りすぎるとどうなるか?

想定外のことが起きなかった時に早く終わるとどうなるか?

 
 「前倒しで終わった。」で済む場合は問題なさそうです。
 
 でも、後続の作業が前倒しで始められない場合に問題が起きそうです。

 たとえば、作業終了を5日後に設定していて、3日で終わった場合。
 2日間の空きが出ます。
 
 これが繰り返されると、
 「こいつはバッファーを取って作業をする人なんだ。」
 ということになり、信頼関係を崩すとおもいます。

毎日余裕を持って作業を終わらせたい。

 
 作業の状況が確実に見えていない場合には、問題なさそうです。
 また、相手が「余裕を持って作業をしてほしい」と思っている場合も問題なさそうです。

 でも、相手が、「なる早で進めてほしい。」と思っている場合は問題が起きそうです。

 自分たちとしては、「確実に進めたい。」と思っているのに、相手からすると、
 「だらだらやっている・・・」という風に見えかねないです。

 

 ではどうすればいいのか?

 ①何か想定外のことがあった時にリスケしたくない。
 ②余裕を持って進めたい。
 と思ったら、バッファーも開示するのが、解決策だと思います。
 例 「3日で終わると思いますが、5日で計画してください。」など。
 
 そうすれば、相手も、
 「急ぎたいので、4日でお願いします。3日の時点で5日かかりそうでしたら、5日ということで問題ないようにします。」
 とか言えそうですね。
 
 ちなみに大前提は、相手との信頼関係をもとに作業をしたい場合です。
 
 自分もしくは相手が、信頼関係なしにプロジェクトを進めたい場合、確実にそのプロジェクトは破綻します。