幅広い範囲に適応可能なレビュー記録表の指摘分類について検討


初めに

某プロジェクトでプロジェクトの立ち上げを行った際に、
ドキュメントや議事録のフォーマット、連絡体制など全く白紙の状態から
作り上げた時に色々調べていた時に
これはなるほどなと思ったところをまとめています。

今回は、レビュー記録表に記載する、指摘分類と原因のリストは
どういうものを残しておけば、分析などに使いやすいんだろうか??

という疑問から調べて行ったものです。

レビュー指摘分類リストを検討する

レビュー指摘分類リストのありがち例
- 指摘
- 質問
- Typo

これは私の行った経験上の指摘分類リストです。
これでは「指摘が多かった」「少なかった」ということしかわかりません。

私は、JISの品質特性、副特性を利用してしまうという記事を見つけました。

JIS品質特性、副特性とは

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構のP8-P9
に書かれています。

ソフトウェア品質を評価するための指標に当たるもの。
不具合の指摘をする場合、ソフトウェアの品質に欠陥が発生するから
指摘があるわけで、必ずこの分類のどこかに当てはまると考えられます。

原因分類リストを検討する

このぐらいのリストで分類

  • 上位文書の漏れ
  • 上位文書が曖昧
  • 上位文書の認識誤り
  • 設計の誤り
  • 設計の抜け
  • 誤記

これらのリストもIPA 独立行政法人 情報処理推進機構に書かれている
ソフトウェア品質低下する事例としてあげられているものを原因文類に変換しました。

まとめ

JISのソフトウェア品質を流用したレビュー記録表の指摘分類リストと原因分類リストは、
幅広いプロジェクトでそのまま横展開可能で使用者へ説明も行いやすく、
ほぼ抜け漏れが無いリストになっていると感じました。

強いてあげれば、どうしても分類できない場合のために
「その他」でもつけてあげればいいのでは無いでしょうか。