三方良しのプロジェクト立ち上げをするために 〜 エンジニア視点 〜


プロジェクト立ち上げ時に大切にしてほしいこと

①チームメンバーがほぼ同じ方向を向いてスタート地点に立っていること。

 アジャイルとかスクラムとかの手段だけでは、解決できない。
 誰かが決めてくれる、誰かが言い出すのを待つのではなく、全て自分ごとにしながら行動することで、徐々に同じ方向にベクトルが向いてくる。

②顧客のためのサービスになっていること。

 短期的な収益や株主への配当を考えるのではなく、
 顧客のことを長期的に考え、顧客の立場になって考えられていることがサービス本質であると思う。

 - 顧客は誰なのか
  広域の意味にするとブレる。狭義の意味になってもよいので、できるだけわかりやすく考える。
  考え方の例)飲食店向け⇒飲食店の誰向け?どれくらいの店舗の規模?
        飲食店のマネージャー⇒年齢は?なんの管理をしている人??
        飲食店のの41歳男性マネージャー⇒どんなことが趣味?業務でどんな悩みがあるの??
  と、顧客のことをブレイクダウンし、深く突き詰めて考えていく。
  百聞は一見に如かずなので、インタビューをしたほうがより具体的な顧客になっていく。

 - 顧客の問題は何なのか
 - 顧客はどういう状態になっていることが理想か
 - 顧客の数(ターゲット)はどれくらいいるのか

③プロデューサー(企画、マーケ)、エンジニア間で、合意形成ができている状態になること。

 サービスの企画に外れやブレはつきもの。
 ただ、合意形成がなされている状態であれば、失敗を糧に改善を行ったり、
 新しいアイデアが生まれる。
 サービスは常に多種多様に変化するものなので、変化に負けない合意形成の手法であったり、
 変化に対応できる人間関係を構築していくことが大事である。
 プロジェクト・プロダクトで目指す方向は、常に皆で確認し、合意形成をしながら突き進んでいけば、
 自ずと、よいアウトプットが産みだされ、強いチームが形成されていく。

プロジェクト立案や企画をするときに使われる手法(参考サイト)

フレームワーク全般

3C

SWOT

リーンキャンバス

顧客の現状を知る

プロデューサー、マーケター、エンジニアが一体となって考察する。
文章だけではなく、チーム全体で顧客の現状を考え、同じ時間を共有することに意義がある。

絵を描くのが認識を合わせる手法としてはベター。
ユーザストーリーマッピングやカスタマージャーニーがわかりやすい。

ユーザストーリーマッピング(参考サイト)

カスタマージャーニー(参考サイト)