意思疎通をするために図を描く。下手でもいいからとにかく描く


要約

  • 情報共有はまず図に描いて、それをお互いに見ることから始めよう
  • 現場向け、マネージャ向け、経営層向けに、それぞれ1種類ずつの図を描いて多角的に観察しよう

本文

本日、現場の同僚とプロジェクトの状況について情報共有を行った。
そのとき、ホワイトボードに描いて、つねにボードを見ながら共有をするようした。

描いたのは主に3つ。

  • アーキテクチャ図
  • 組織体制図
  • ステークホルダー関係図

上記の図は、自分の立ち位置に近い順番で描いた。
我々の立場はエンジニアなので、「あるべき姿をどのように実現するか」をフォーカスする。
もちろん、Whyへの言及があったほうが提案に厚みが出るが、基本的にはHowを主領域としている。

そこでアーキテクチャ図を用い、自分たちの担当領域を明確にし、どこについて話しているのかを確認するようにした。これで、「いまどこの領域の話をしているのか」についてイチイチ互いに脳内補完する必要がなくなるわけだ。絵がそこにあるのだから。

組織体制図は、組織の誰に負荷が集中しているかを共有するために描いた。
体制図の形にすると、「どのように負荷が集中しているか」のスパイラル構造が分かる。

ステークホルダー関係図は、組織のパフォーマンスを下げている要因がどこにあるかを共有するために描いた。
組織のパフォーマンスが落ちるのは情報連携がうまくいってないときなので、それはどこで発生しているのかを知るためだ。
今回は、互いに縦割の組織で周りとの課題共有がうまくいってないことが挙げられた。
「問題なのは、リーダー格の人間だけがすべてを知っていて、メンバー層まで連携されていない」という事実であった。

というわけで、情報共有はまず図に描くことからすべてが始まるという話であった