複数のCognosサーバを同一サーバにインストールする際のポイント


概要

予算が限られている状況では、1つのサーバ内にBIツールを複数入れることがある場合があると思いますが、今回はCognosをバージョン違いで入れる際のポイントを記載します。

環境

Cognos10とCognos11のインストール

内容

共存させる際は以下の設定について変更が必要です。
・ポート
・ディレクトリ

ポート

○デフォルトのアプリケーション・サーバーを使用している場合は、ポートの競合を回避するために9300以外のポート番号を使用する必要があります。
○ IBM Cognos Analytics はポート番号の範囲を予約するので、ポート番号のオフセットを少なくとも 100 にしてください。
また、開いているポートは以下のコマンドで確認ができます。
netstat -oan

(変更の必要なポート)
 ・ゲートウェイ用ディスパッチャー URI
 ・外部ディスパッチャー URI
 ・内部ディスパッチャー URI
 ・外部アプリケーション用ディスパッチャー URI
 ・Content Manager URI
 ・ローカル・ログ・サーバーのポート番号

ディレクトリ

それぞれのバージョンまたはインスタンスは、別々のディレクトリーにインストールする必要があります。
デフォルトは C:\Program Files\ibm\cognos\analytics