Amazon Linux に 最新のGit(ver.2.9)をソースからインストールする


Gitのインストール

yum install gitでインストールされるGitは、バージョンが古いため、最新のGitをインストールしたい場合は、ソースからGitをインストールします。

Gitの公式HP(リンク)を参考にAmazon LinuxにGitをインストールしようとすると、下記のようにエラーがでてインストールすることができません。

# make prefix=/usr/local all
GIT_VERSION = 2.9.0
    * new build flags
    CC credential-store.o
/bin/sh: cc: command not found
make: *** [credential-store.o] Error 127

これは、Amazon Linuxには、Gitの公式HPで前提となっているマシンと、インストール済みのアプリが異なるためです。

Amazon LinuxにGitをインストールする手順

gccperl-ExtUtils-MakeMakerをGit公式HPの記載に追加してインストールしています。

$ sudo su -
# yum -y install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel gcc perl-ExtUtils-MakeMaker
# wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.9.0.tar.gz
# tar zxvf git-2.9.0.tar.gz
# cd git-2.9.0
# make prefix=/usr/local all
# make prefix=/usr/local install
# git --version
git version 2.9.0

ソースから最新のGit(ver.2.9)をインストールすることができました。

※ AnsibleでGitをソースからインストールする方法について書きました。
  Ansibleのmakeモジュールやnuarchiveモジュールを使ってGitをソースからインストールしてみる