Coherence を使ってみる (Fluid との比較)


Web 閲覧時に、確実にログインアカウントを使い分けたいという場面がある。
Cookie を残したまま、あちこちのサイトを閲覧するのは怖い。
私はそんな時、ブラウザを専用アプリ化することで、ログイン・ログアウトの手間を省略している。

OS X 上では、今まで Fluid を使っていた。
Fluid は Webkit ベースの専用アプリを生成してくれるアプリケーションだ。

つい最近 Coherence というアプリの存在を知った。これは Google Chrome ベースだ。
さっそく購入して使っている。

いい機会なので表で比較してみる。

Fluid Coherence
価格 $4.99 $1.00
ベースのブラウザ Safari Google Chrome
開発者 Todd Ditchendorf BZG Inc
インストール ダウンロード ・ Homebrew Cask 可 ダウンロードのみ (アップデート方法不明)
カスタマイズ user script, user style Chrome Extensions

使用感

Fluid

全体的に Fluid の方が使い心地が良い。

しかし Flash や Silverlight など、
プラグインを多用したサイトでは、上手く動作してくれない例があった。

  • YouTube で FullScreen 再生できない
  • AWS Management Console で Route 53 が開けない
  • Netflix で動画が再生できない。
  • Flash を多用したサイトの一部で、タブを切り替えた際にプレイヤーが反転する。
  • GitHub 使用時に ZenHub が使えない (Extension が必要なため)

Coherence

Coherence は『単に Google Chrome を別名にした』という使用感だった。

  • プラグインが複雑なサイトでも Fluid のような不具合はない。 ( 嬉しい !)
  • 内蔵の Google Chrome バージョンは 48.X とやや古い。
  • 内蔵の Google Chrome をアップデートすると設定したアイコンがリセットされてしまう。

まとめ

プラグインが必要なサイトでは Coherence を、それ以外は基本的に Fluid を使うと良いと思う。