RAD Studio 10.2 Tokyoをインストールした後に"winapifamily.hが見つかりません"


現象

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.2 Tokyo の手動アンインストール

上記の手順により手動でアンインストールした後に再インストールしても、プロジェクトのユニットをコンパイルする時点で

winapifamily.hが見つかりません

というエラーが発生する場合がある。

RAD Studioのインストーラは、Windows 10 SDKがインストールされていない場合、最後にセットアップを行い、SDKから一部のヘッダファイルをRAD Studioのディレクトリにコピーするようだ。
しかし、RAD Studioをインストールする時点で当該のSDKがインストールされている場合、SDKのセットアップがスキップされる。
多分、その時に必要なファイルのコピーまでスキップしてしまっている。

対策

RAD Studioを再インストールする場合、Windows SDKも削除してからセットアップを行う。

何だかなぁ

RAD Studioのインストールには"C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\19.0\include\windows\sdk"のようなディレクトリがあり、そこにSDKのヘッダファイル類が存在する。

ここにコピーするんじゃなくて、必要なバージョンのSDKがインストールされているディレクトリをコンパイラの参照パスにするのではだめなのだろうか?
その方が、必要なバージョンがわかるし、ディレクトリがなければ、インストールされていない事がわかりすいと思うのだけれど。

関連情報

※10.2 Tokyoではありません。
Issues with winapifamily.h and other header files after installing C++Builder 10 - Embarcadero Community
Pay attention with Windows 10 SDK Installer when Upgrading 10 Seattle - Community Blogs - Embarcadero Community