Cisco機器のメモリに関するメモ
Ciscoのネットワーク機器はHDDやSSDを使用せず、様々なメモリを活用することで耐障害性を高めている(らしい)。
ROM
Read Only Memoryのこと。
名前の通り読み取り専用のメモリ。
Cisco機器ではルーターやスイッチが起動するときに使用されるブートOSを格納している。
NVRAM
Non Volatile Random Access Memoryのこと。
Non Volatileと書いてあるように不揮発性のため、電源を落としてもデータが消えることはない。
ルータの設定情報(startup-config)を格納している。
フラッシュメモリ
NVRAMと同様、フラッシュメモリも不揮発性のため電源を切ってもデータが消えることはない。
IOSを格納している。
DRAM
Direct Random Access Memoryのこと。
読み書き可能なメモリ。
IOSや設定情報(running-config)が格納されている。
ただしDRAM内にあるデータは電源を落とすと消えてしまう。
ブートプロセス
Cisco機器のざっくりとしたブートプロセス。
電源を入れる -> ROMからブートOSを読み出す -> フラッシュメモリからIOSを読み出す -> NVRAMから設定情報を読み出す
\ /
-> DRAMに読み出されたIOSと設定情報を格納する <-
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