GNS3に関するメモ


最近ネットワークに興味が出てGNS3でシコシコしている。
そこで色々と調べたのでメモ。

GNS3とは

GNS3はGraphical Network Simulator-3の略。

ハードウェアをエミュレートするソフトウェア。
Cisco製品だけではなく、その他のベンダでも結構対応している(Juniper, VyOS, OpenWrtとかね)。
https://www.gns3.com/marketplace/appliances を見ればGNS3が対応しているハードウェアが分かる。

GNS3は色んなソフトウェアの寄せ集めみたいな感じで、

  • Dynamips ... Cisco機器のエミュレートをする
  • Qemu ... Cisco ASA, Juniper, Vyatta, Linuxをエミュレートする
  • Pemu ... Cisco PIX FWをエミュレートする
  • VirtualBox ... Juniper, Vyatta, Linux, Windowsをエミュレートする

の主に4つから成り立っているらしい。
他にもWiresharkとかVPCS, WinPcapもバンドルされている。

GNS3が生まれるまで

大昔はNetwork VisualizerというソフトウェアでCisco IOSをシミュレートしていたらしい。
そこからDynamipsが生まれてGUIとかその他色々を追加してGNS3となった。

Cisco IOSとは

Cisco IOSはCisco Internetwork Operating Systemの略。
CiscoのほとんどのルーターとスイッチでCisco IOSが使用されている(大昔の機器にはCatOSというのが入っているらしい)。

IOSイメージを手に入れる

GNS3上でCiscoルーターを動かすにはIOSイメージを手に入れる必要がある(ただしデフォで何個か入ってる)。

入手方法としては、

  • CiscoのパートナーアカウントでCiscoの公式サイトにログインしてIOSのイメージをダウンロードする(これは自身が所属する企業や団体がCiscoのパートナーになっている必要がある)
  • 実物のCisco機器からIOSイメージをGNS3を動作させているPCにコピーする(FTP/TFTP)
  • インターネットの海から探す(駄目です)

の3種類がある。

ちなみにGNS3では、Cisco 3640, Cisco 3660, Cisco3725, Cisco 3745, Cisco 7200シリーズの使用が推奨されている(それ以外でも動作する)。

Cisco IOSのバージョニング

長くなりそうなので別記事でまとめた。
Cisco IOSのバージョニングに関するメモ

GNS3にIOSを追加する

Macの場合はPreferences > Dynamips > IOS routers > New からできる。他は知らん。
適切なRAMの容量とかは https://cfn.cloudapps.cisco.com/ITDIT/CFN/jsp/SearchBySoftware.jsp から調べられる。

コンソールの設定

Macの場合はPreferences > General > Console applications から設定できる。他は知らん。
ちゃんと設定していないとバグってコンソール立ち上がらなかったりするので注意。