AWS SESを国内のDNSで運用するためには


AWSのSESを運用する際ドツボにハマるわけですが、なぜかというと

nameがappendされるからです。という記事で、txtだけって書いてあったんですが、
どうやら、cnameとかもごそっとだめです。
そのため、ネームサーバ毎引越ししていた時期もありました。

しかし、ようやく仕掛けがわかりました。

日本のドメイン管理サーバは

【Amazon SES ✕ ムームードメイン】Domainのstatusがpending verificationから一向にverifiedにならない

にある通り、
nameで勝手に折り返すという仕様があります。

つまり、AWSからは

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx._domainkey.example.com.example.jp canonical name = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.dkim.amazonses.com.

などのように見えるわけです。
そのため、SESが自動で払い出すレコードに記載されているものを使うと、onamae.comやムームードメインでは動きません。ですから、払い出されたものから.xxx.com等の利用ドメインを削除して記載する必要があります。
そして、

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx._domainkey.example.com canonical name = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.dkim.amazonses.com.

このようにAWSから見える必要があります。
国内のDNSの独自仕様も困ったものなので、今後はGoogleドメインや、それこそRoute53(っていっても、こいつも癖が相当ひどい)などのグローバル仕様を使っていった方が良いのかもしれない。