ゼロからGKEにDjango+Reactをデプロイする(7)静的IPとドメイン取得

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ゼロからGKEにDjango+Reactをデプロイする(7)静的IPとドメイン取得

(6)serviceとIngressの続きです。

やりたいこと

Djagno+Reactの構成でアプリケーションを開発してGoogle Kubernetes Engineにデプロイしたいけれども
まとまったチュートリアルが有りそうで無かったので書きました。

ただまだ完全ではない点があると思いますが、少し経験がある方ならすぐに利用できるんじゃないかと思っています。

注意

これは未経験の趣味エンジニアがポートフォリオを作成するためにデプロイと格闘した記録です。
不備があれば何卒御指摘をお願い致します。。

目指す姿

環境

$ node --version
v12.14.1

$ npm --version
6.13.7

$ python --version
Python 3.7.4

$ docker --version
Docker version 19.03.8

OS windows10 pro

デプロイ

静的IPアドレスで公開する

現在のIngressの ADDRESS はエファメラルIPアドレスなので、静的IPアドレスを予約してIngressが予約したIPアドレスを使用するようにIngressリソースを構成します。

# 静的IPアドレスの予約
\gke-django-tutorial\gcloud compute addresses create [STATIC_IP_ADDRESS_ID] --global
Created [https://www.googleapis.com/compute/v1/projects/[YOUT_PROJECT]/global/addresses/[STATIC_IP_ADDRESS_ID]].

ingress.yml

apiVersion: extensions/v1beta1
kind: Ingress
metadata:
  name: ingress-service
  namespace: default
  annotations:  # 追加
    kubernetes.io/ingress.class: gce
    kubernetes.io/ingress.global-static-ip-name: [STATIC_IP_ADDRESS_ID]  # 追加
spec:
  rules:
    - http:
# [省略]

# ingressの更新
\gke-django-tutorial\manifests\kubectl apply -f ingress.yml

# 静的IPアドレスの確認
\gke-django-tutorial\gcloud get ingress
NAME              HOSTS   ADDRESS          PORTS   AGE
ingress-service   *       12.345.678.910   80      40m

# 確認
\gke-django-tutorial\curl http://12.345.678.910/api/
[{"id":1,"title":"title1","body":"body1"},{"id":2,"title":"title2","body":"body2"},{"id":3,"title":"title3","body":"body3"}]

取得した静的IPアドレスから返答があり、確かにAPIが機能していることが確認できました。
また、コンソールからも VPCネットワーク > 外部IPアドレス を確認すると、取得した静的IPアドレスと名前が確認できます。

ドメインの取得

Ingressで公開している静的IPアドレスとDNSレコードを構成してドメイン名でアクセスできるようにしていきます。

Google Domains

Google Domainsでドメインを取得します。 新しいドメインを取得 から取得したいドメイン名を入力して購入します。

Cloud DNS

Cloud DNS クイックスタートに従って新しいレコードを作成後、ドメインを外部IPアドレスにポイントします。

コンソールの ネットワークサービス > Cloud DNS にて DNSゾーン を作成します。
ここでは取得したドメインを仮に domain.page とし、紐づくIPアドレスは 12.345.678.910 としています。

ゾーンのタイプ: 公開
ゾーン名: [DNS_ZONE]
DNS名: domain.page(取得したドメイン)
DNSSEC: オフ

Aレコードセットを追加します。

DNS名: (入力なし).domain.page
リソースレコードのタイプ: A
TTL: 5
IPv4アドレス: 12.345.678.910

CNAMEレコードの作成をします。

DNS名: www.domain.page
リソースレコードのタイプ: CNAME
TTL: 5
正規名: domain.page.

ドメインのネームサーバーを更新する

NSレコードにある4つのDNSサーバーをGoogle Domainsのネームサーバーに登録します。

参考:
- Google Cloud DNSでIPアドレスとドメイン名を紐付ける

DNSの設定が反映されたらAPIが返ってくるか動作確認をしてみましょう。

$\gke-django-tutorial\curl http://domain.page/api/

Ingressにホストを反映する

ingressの宣言ファイルにホスト名を追加します。
ingress.ymlを下記のように更新します。

apiVersion: extensions/v1beta1
kind: Ingress
metadata:
  name: ingress-service
  namespace: default
  annotations:
    kubernetes.io/ingress.class: gce
    kubernetes.io/ingress.global-static-ip-name: [STATIC_IP_NAME]
spec:
  rules:
  - host: domain.page  # 追加
    http:
      paths:
      - path: /*
        backend:
          serviceName: frontend-node-service
          servicePort: 80
      - path: /api/*
        backend:
          serviceName: backend-node-service
          servicePort: 80
      - path: /admin/*
        backend:
          serviceName: backend-node-service
          servicePort: 80

ingress.ymlを変更したので更新します。

$\gke-django-tutorial\manifests\kubectl apply -f ingress.yml

取得した静的IPとドメインを使って公開できる準備が完了しました。

⇒(8)HTTPS化とロールアウト

Author And Source

この問題について(ゼロからGKEにDjango+Reactをデプロイする(7)静的IPとドメイン取得), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/komedaoic/items/c998180c66c6919c9f40

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