【Django】Macで0から開発環境構築


はじめに

この記事では、Mac環境で0からDjangoを用いた開発環境を構築する方法を説明していきます。versionはpythonは3系、Djangoは2系を使っていきます。既にインストール済みのところは飛ばして、必要なところだけ参考にしてください。

環境

Mac OS Mojave 10.14.5
Homebrew 2.1.15

pyenvのインストール

pythonのversionを簡単に切り替えることができるようにしてくれるツールです。2系と3系との切り替えに便利で、ディレクトリごとにpythonのversionを切り替えることができます。
既に3系でpythonの環境構築をしている方は、読み飛ばしていただいて構いません。2系と3系を使い分けたい方は参考にしてください。

では早速インストールしていきます。Homebrewを用いて、下記コマンドでpyenvをインストールします。

$ brew install pyenv

bash_profileの編集

pyenvにPATHを通すためにbash_profileを編集します。

$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile

最後にbash_profileの変更内容を適用します。

$ source ~/.bash_profile

pyenvでpythonをインストール

version切り替えを体験するために2つほどversionが違うpythonをインストールしてみます。インストールできるか確認をしたければ3つめのコマンドを利用すると一覧が確認できます。

$ pyenv install 2.7.12
$ pyenv install 3.7.4
$ pyenv install --list 

pyenvでversionを切り替えてみる

versionの切り替えをしてみます。localの場合は今いるディレクトリに、globalの場合は全体に反映されます。

$ pyenv local 2.7.12
$ pyenv global 3.7.4

ここできちんと変更が反映されているか確認するためpythonのversionを調べます。

$ python --version
Python 3.7.4

変更が反映されていれば問題ありません。
反映されていない場合、PATHの通し方によってMacに標準でインストールされているpythonが先に参照されている可能性があります。対処法が下記の記事にまとめられていますので参考にしてください。

pipのインストール

次にDjangoのインストールに必要なpipをインストールします。pipとはpythonで使われている標準的なパッケージ管理ツールです。python3.4以降では標準でpip3がインストールされていますが、今回はMacに標準でインストールされているpythonではなく、pyenvで管理しているpythonを使用するため、別途インストールが必要です。(この辺りは理解不足のため、もしかしたらインストールの必要はないかもしれません、、、)
インストール後、pipのversionを確認し、以下のようになっていればOK。

$ brew install pip
$ pip --version
pip 19.0.3 from /Users/[ユーザ名]/.pyenv/versions/3.7.4/lib/python3.7/site-packages/pip (python 3.7)

pythonの仮想環境を作成

Webアプリケーション開発をする際にいくつもの開発を進めていくとパッケージの依存関係に悩まされることがあります。 そのため、昨今のWeb開発の現場ではプロジェクト毎に仮想環境を構築します。 ここではPythonで予め用意された仮想環境構築ツールを使って仮想環境を構築します。1つ目のコマンドで仮想環境を作成し、2つ目のコマンドで仮想環境をアクティベートします。アクティベートできるとターミナルの左端に([仮想環境名])が表示されます。

$ python -m venv [仮想環境名]
$ source [仮想環境名]/bin/activate 

これでプロジェクトごとにpipのパッケージを管理できるようになります。ちなみに仮想環境から抜けるには以下のコマンドを実行してください。

$ deactivate

Djangoのインストール

やっとDjangoのインストールです。仮想環境をアクティベートした状態で、先ほどインストールしたpipを用いてDjangoの2系をインストールします。

$ pip install Django==2.2.6

Djangoがインストールできたか確認します。

$ python -m django --version
2.2.6

仮想環境内にDjangoプロジェクトを作る

仮想環境内で以下のコマンドを実行することで、Djangoプロジェクトを作成することができます。

django-admin startproject [プロジェクト名]

おわりに

これでDjangoの開発環境が構築できました!
実際にDjangoを用いてWebアプリケーションを作っていくにはもう少し準備(DBとの接続など)が必要となりますが、今回はここまでとします。

参考