【初心者向け】Androidの基本


Android OSとアーキテクチャについて

  • Android OSは、LinuxをベースにしたOS
  • Androidは、以下の5つのスタックで構成される。
    • Linuxカーネル層
      • Android システムを動かす OS部分。Linux をベースにしている。
    • 標準的なライブラリ層
      • 様々な機能を提供するライブラリ群。C/C++で作成されている。
    • AndroidRuntime層
      • Android アプリを動かすための実行環境。
    • アプリケーションフレームワーク層
      • アプリで利用できる開発を容易にするための様々な API 群。その中にはライブラリの機能を利用するAPIも用意されている。
    • アプリケーション層
      • アプリ開発者が作成するアプリケーション

Androidアプリの動く仕組み

  • Android アプリは Java プログラム。
  • Androidアプリ は JVM をそのまま使っておらずスマホ用に改良した仮想マシン『DalvikVM』を使っている。(Android 5.0 から更に改良した『ART (Android Runtime)』になっている)

Android誕生の歴史

  • 2003年、アンディ・ルービン他が Android 社でモバイル向けOSを開発。
  • 2005年、 Google が買収。
  • 2008年、「Anroid 1.0 SDK」発表。世界初の商用端末「T-Mobile GT」発売。

「Android バージョン」「APIレベル」「コードネーム」の違い

  • APIレベル:フレームワークAPIのバージョンの数値
  • バージョン:更新をわかりやすく数値化したもの
  • コードネーム:バージョンに対応して、アルファベット順で始まる菓子の名前

Android 開発に必要なツール

  • Android Studio:Android アプリ開発用の IDE 環境。(チェコのJetBrains社が開発した「IntelliJ IDEA(インテリジェイ アイディア)」がベースとなっている。)
  • JDK:Android Studio は Java で動作するため JDK が必要。

Android Studio のビルドシステム

  • Android プロジェクトのビルドには「Gradle」を使う。

Android Studio でサポートするバージョン管理システム

-「CVS」「Git」「Mercurial(マーキュリアル)」「Subversion」をサポート。