緊急度の低い学習には読書会が向いている


言いたいこと

  • 会社のチーム内で読書会を始めたら、得るものがあった
    • 理解が進んだ
    • 興味が湧いた
  • 緊急度の低い学習には読書会が向いているかもしれない

読書会の内容

書籍

  • Kubernetes完全ガイド
  • ゼロから作るDeep Learning

参加者

  • 基本的に自由
  • 実際にはチーム内の5人くらい

運用方法

  • 週に1回, 1時間以内
  • 担当者を決めて予習, 解説してもらう

始めた理由

  • プロジェクト内で似た作業が多く, 業務に飽きることがあるという意見があった
  • レコメンドの精度をあげたいという意見があった
  • よくわからないけど、Deep Learningの本でも読んでみますかという提案したら通った
  • やってみたら、続いた
  • インフラ理解もしたいからKubernetes完全ガイドも、ということになった

結果

  • Deep Learning, Kubernetesの理解が進んだ
  • やってみたら面白くなった

感想

  • 緊急度の低い分野の学習には読書会が向いている
  • 読書会のメリット
    • 主体性がなくても最低限進む
      • 進捗を惰性に任せられる
      • 下調べと説明を担当者に任せられる
    • 学習が進むと興味が湧いてきて主体性がうまれる
      • 誰も興味が湧かなかった場合, テーマ設定に失敗した可能性がある
        • その場合, いったん中止にしちゃっていい
  • 読書会のデメリット

    • 進捗が遅い
      • 緊急度の高い学習は一気に個人でやるほうがよい。
        • YAGNI最強
  • 読書会に向いている分野

    • 緊急度が低い分野の学習
      • 例えばチーム内R&D
  • 緊急度が低いものにリソースを割いてよいかという問いに対する答え

    • 緊急度が低くても重要度が高いものがある
      • 『7つの習慣』という書籍は、「緊急度が低く重要度が高いものに時間を割くべき」としているらしい
      • 投資となるらしい
  • 組織によい惰性を組み込みたい

    • 努力家・勉強家であることを前提にしない

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PORTもくもく会

PORT Advent Calendarはまだまだ続きます。乞うご期待!