【プレゼン】聞き手のための権利宣言


はじめに

講師時代の上司からこの本のP18,19をしっかり読んでおけと言われた時のもの。
全部はできておりませんが、自分が開催する会議や発表するときは大変参考になってます。
当時は書き留めておくことしていなかったですが、SEになってとても意識する場面が多いので、
まとめておこうと思います。

聞き手の人の権利

本には8つと書いてありました、以下にその内容と特に意識してるところを書き留めてしておきます。

1. 目的

  • 1-1. プレゼンテーションの結果として自分に何を行って欲しいか、何を考えて欲しいかを知る権利
    • 自分は、結果どうなるかを考え提示することを意識してます。
  • 1-2. なぜ自分の関与が必要なのかという理由を知る権利
    • 自分は、なぜこの話をするのかを提示するようにします。
  • 1-3. 自分がプレゼンテーションを懸命に聞いている時間に相当する価値を受け取る権利
    • 自分は、この講義をすることでどういうことが身につくのか何をすることができるのかを提示します。

2. 尊敬

  • 2-1. 知的な内容に貢献する権利、そして成果の割り当てを受ける権利
  • 2-2. 瞬時の判断に迫られることなく、考える時間を与えてもらう権利
  • 2-3. へりくだった話し方や見下した話し方をされることなく、同時に、自分の経験や知性や知識に敬意を払った話し方をしてもらう権利
  • 2-4. 自分の質問に答えられない場合にはその旨を正直に行ってもらう権利
  • 2-5.退出することで不満を表し、熟慮の乏しいプレゼンテーションに対しては、退出をする権利(普通しないけど)

3. タイミング

  • 3-1. プレゼンテーションにかかる時間を前もって知らせてもらう権利
  • 3-2. 忙しい日程を折り合わせて出席するのだから、時間通りに開始し時間通りに終了してもらう権利 時々休憩時間をもらう権利。生理的要求(お手洗いとか)のばかりとは限らない。

4. 内容

  • 4-1. 自分がどの方向に向かうのか、プレゼンテーションがどんな風に進行していくのかをあらかじめ知ってもらう権利
  • 4-2. 未解決の懸念事項は何か、話し手の立場に対する理論的根拠、またこの理論を支える事実を知る権利
  • 4-3. 問題を何を使ってどうやって解決するかを順序立てて説明をする。 重要な情報を先に知る権利

5. 資料

  • 5-1. 会場のどこを座ってようとも、虫眼鏡なしでも示される資料の文字が全て読める権利
    • これすごく大事!
  • 5-2. 複雑な資料については説明を受ける権利
    • 特に専門用語はちゃんとかみ砕いて説明できるように工夫をしておく。

6. フレキシビリティ

  • 6-1. ディスカッションのためにプレゼンテーションを中断し、全員が共通の理解に達するまで補足する権利
    • 誰にでも理解できるよう言い回しを変えて説明することが大事です。
  • 6-2. 「後ほど説明を」と延期されるのではなく、いつでも質問でき、質問をされた時に答えてもらう権利

7. プレゼンテーションの実施

  • 7-1. 部屋の後ろにいてもプレゼンターの話を聞くことができる権利
  • 7-2. 派手な身振り手振りに気を散らされることなく、プレゼンテーションの内容をよく理解する権利
  • 7-3.プレゼンターの後頭部ばかりでなく顔も見る権利
    • 自身持って前をみて話す!俺様は神だ!というくらいの自身で(ほんとに俺様が神だ!とか言ったらヒンシュク食らうのでやめてね)
  • 7-4. 言いたいことを述べる上で効果を上げ、聞き手の緊張を解きほぐし、両者が緊密な関係を作る上で役立つ場合に限り、ユーモアのセンスを楽しませてもらう権利
    • 受講者も緊張します。できるだけアイスブレイクなどを入れるといいですね。

8. エンディング

  • 8-1. 同意に達した事項や次にくる自体を名してもらう権利
    • 次回何をするのかを提示する。
  • 8-2. 何か意義あることを成し遂げたいという実感をえる権利
    • 振り返りやまとめをすること

まとめ

書籍の内容はドギヅイ(つまらなかったら退出する..とか)ことも書いてあるのですが、とっても参考になるので自分の解釈でそしゃくしてお役に立てると思います。

参考書籍

マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術