【エンジニアでもわかる】キャリアアップのためのブランディングのしかた に参加しました


実施要項

8/29(木) 19:30~@サポーターズcolab
講師:さのし さん
参加者:4人…とアットホームでした。12人申し込んでいたハズですが。

0.冒頭の注意事項

☆この場で伝えること
・成長の仕方
 ・マーケティング
 ・ブランディング
 ・情報収集術
 ・マインドセット
⇒「好きなこと」でもいいので、キャリアを描く上での軸を考える/作る契機になる話をする。
☆この場で伝えないこと
・マーケティングの深い話
・ブランディングの深い話
・自己分析や面接のやり方(対策)
・「これさえやれば!」といった、特効薬的な話

1.背景

・終身雇用難しい問題…一度入れば問題なし、という時代ではない。
・「個」の時代…フリーランスのように「会社名で勝負をしない人」も増えている

2.エンジニアにも分かるマーケティング/ブランディング

☆3C…競合(Competitor)/市場・顧客(Customer)/会社(Company) の視点を持とう

2-1 競合

・エンジニアとしてあこがれる人はいるか?
 ⇒いれば、その人を「競合相手」と仮定して比較する

☆「競合」のポイント
・自分がエンジニア市場の商品であると理解する
・あこがれの人・身近な人も商品
・いくつかの指標を設定して競合と比べよう
 ⇒何でもいいので、比較して自分の強みはなにか考える
・自分の技術力を棚卸してみよう
・競合を何人か比較してみよう

2-2 市場・顧客

☆企業を知ることが大事
・自分も頑張らなければ、利益が増えない以上はお金も増えない
 ⇒会社を知る方法はなにか
 ⇒例えば財務状況はトータルの結果であり、そもそも公開してないケースも

☆「市場・顧客」のポイント
・マクロ×ミクロ のアプローチを仕掛ける。

マクロ:以下の順番でトレンドや動向を追う

世界のIT市場→日本のIT市場→ベンチャー立ち上げ→資金調達・新規部署設立→エンジニアの採用 ※ベンチャー:スタートアップ+中小企業
・勉強会時点では、Fintech・C2C・AI・IoTなどがアツいか。

☆今後、ITが台頭してくる場面を考える
・「不便/非効率な産業or業界の効率化」
 ※以下の例は、参加者から挙がった意見です
現時点で不便/非効率な産業or業界を考える:教育や介護
場所に着目する:シェアリング/コワーキングスペースや人と人を結ぶサービス、個人支援の類
氾濫している情報を管理する(自動的にフィルタリングする) サービス

ミクロ:企業のフェーズにより求められる人材を知る

☆状態は千差万別なため、企業のサイトやサービスを直接見る
・SNSやyenta等のビジネスマッチを使う
・転職サービス(Wantedly,Green,MIIDAS,GLIT,scouty…)を活用する
・エンジニアに会いに行く
・話を聞く(勉強会:commpass,TECH PLAY, facebook,meetup/カジュアル面談)

☆自社の求人条件(特に歓迎要件)を見てみると、企業側のニーズが案外分かるかもしれない。

2-3 企業

☆「会社=自分」という意識
・自分も会社を動かしている一員である、という当事者意識を持っているか?

☆「自分がエンジニアリングを事業としている」と認識する
・コードを書いて生計を立てている
・「給与」をもらうことが当たり前、という認識は捨てるべき
・製品/サービス × 売り方 の組み合わせで自分のキャリアを考える
 ⇒製品・サービス:能力、強み
 ⇒売り方:売りたい相手は誰で、どうアプローチするべきか?

2-4 マーケティングを行う必要性

☆製品・サービスが分からないからマーケティングできるものなんてないのでは?
・一人前になるまでの過程をSNSで発信することだってできる。
 ⇒要は、やり方次第であるし何もしない言い訳を作る前にやってみれば良い。
☆自分のブランドをどうするか考える
・どうなりたいか?
・どの層に、どう見せたいか?
☆見せ方の手段(チャネル)を検討する
・SNS、ブログ、カンファレンス、youtube…
 ⇒いずれの手段でも、ある程度の時間と一貫性というコストは想定しておこう

2-5 ブランド

☆ブランドとは何か?
・製品やサービスについて思い浮かぶ一連の期待
☆ブランドを構成する4要素
・メッセージ:訴求する内容
・ビジュアル:ブランド/メッセージ連想させるアイコン
・一貫性  :一定のメッセージを実践しているか?
・反復   :繰り返し実践することでユーザーとの機会を増やしてブランドとして定着する
☆「肩書き」の意味
・ブランドを表現するためのメッセージ
 ⇒キャッチフレーズ、エレベーターピッチを決めよう。
☆メッセージに加えて考えるポイント
・ニッチさも大事になってくる。
 ⇒ターゲットを狭めて、「その層にとって価値あること」を提供する
☆決めたら発信しよう。とにかく反復と検証を。
・勉強会/meetupに参加しよう、もっと言えば登壇しよう

3.所感

・平日の夜(急な残業も考えられる)とはいえ、ドタキャンの多さに申込者の意識が垣間見えた。
 「来る」というアクションすら起こせない人が果たして変われるのか…?
・勉強会に参加した話は、引き続き発信していきたい。
 欲を言えば、というより時間はまだ必要だが言語を学んだらここに整理も兼ねて書いていく。
 こうして足跡を残すこともまた、ブランド構築の一助になると信じて。
・勉強会も含めて、外に出て人と会う中でも自分の立ち位置は考えられるはずだ。