【個人開発向け】失敗の経験と成功した人から学んだこと10選


個人開発の皆さん!4日目ですよー!(ぽっぽー)
さて、個人開発 Advent Calendar 2020 の4日目の記事でございます。

前日は @drytt さんによる ホームページ運営のすすめ でした。
個人開発者としてファンの獲得は大事だなぁと常々感じていましたが、自身の情報をホームページに集約することでメリットが生れそうと感じました。詳しい内容は記事へ Go!


さて、本題です。いまだに成功という成功は無く精進している最中ですが、その中でも『これは明らかに失敗だった』や『これは成功者が言っていて効果がありそうだ』と思ったものを10個にまとめてみました。

そして、私自身がアプリ開発を始めたばかりの時に『こんな資料が欲しかった!』と思うことを詰め込みました。

内容は (1)~(6) は企画段階の項目、(7) は開発段階の項目、(8)~(10) は運用段階の項目となっております。

それではどうぞ!

(1) 企画:思いついたアイディアをすぐに作り始めないこと

  • 思いついたときは『すごいものを思いついてしまった!』と勘違いしがち
  • 期間を置いて冷静になったり、誰かの意見を聞いて客観的に見たらボツなアイディアかもしれない
  • さらに『作ったアプリが誰にも利用されない』を防ぐために検討すべきことがある。次項目以降を参照

(2) 企画:ユーザーのどんな課題を解決するのか検討すること

  • よくやってしまう『こんな機能があれば面白い』を視点に企画を立てると、ユーザーの心に刺さりにくく、ちぐはぐで軸の無いアプリになりがち
  • 使われるアプリを目指すなら『ユーザーの課題から解決策を逆算』して企画を立てる
  • 例えば『通勤電車でサラリーマンが暇を潰したい』といった課題があれば、電車内を想定して『音は出さない』『短時間でサクッと遊べる』『画面を覗き込まれても恥ずかしくない』などの解決策を企画に盛り込む

(3) 企画:ユーザーにどんな体験をしてもらうのか想定すること

  • 『このアプリには〇〇機能があります』よりも『このアプリであなたは〇〇体験ができます』を念頭に企画した方がユーザーに刺さりやすい

(4) 企画:アプリを使うターゲット層とペルソナ設定を行うこと

  • ペルソナ設定で対象を絞ることで、実装する機能を明確に取捨選択できる
    • 使われるかわからない機能の実装に時間を使わなくて済む
    • やるべきことが多い個人開発では時間が命!
  • ターゲットを絞ることで誰にも刺さらない、誰にも使われない状況を回避する

(5) 企画:顧客第一主義。ただしユーザーの言葉を鵜呑みにしないこと

  • ユーザーの言葉に含まれる『真意・理由・課題』を汲み取る
  • 有名な話で、自動車の無い時代に「速い馬車が欲しい」とユーザーの言葉を鵜呑みにしていたら自動車は発明されていない
    • 『速い馬車が欲しい』の真意は『速く移動したい』であるなら馬である必要はない

(6) 企画:競合調査を必ずやること

  • 競合で成功しているアプリを観察・参考にすることは、成功するまでの膨大な試行錯誤を短縮することに繋がる
  • また競合さんとの差別化するポイントを明確しておくことも重要

(7) 開発:極力最小限の機能に絞って実装して、まずは公開すること (MVP 開発)

  • 不必要な機能に無駄なコストをかける前に、市場の評価を理解することができる
  • 早い段階でユーザーの反応やフィードバックを集め、限りある時間の中で実装できる機能や不要な機能を予測できる
  • 反応が薄ければ方向性を修正するか早期に開発をやめて別のアプリ開発に移行する
  • 反応が良ければ継続して機能を追加していく
  • 何回もアップデートのリリースをすることで副次的に周知・集客にもなる

(8) 運用:アプリのユーザー分析をすること

  • ユーザー分析を行うことでどのように利用されているかを把握し、目標達成や成果の最大化につなげる。

(9) 運用:お問合せの1次対応は最優先で行うこと

  • 対応の速さはユーザーの安心感に繋がる
  • 対応の速さから熱心なファンになって頂けたら得るものが大きい
  • 遅くてメリットになることは無い

(10) 運用:マメな対応を心がけること

  • カリスマ的な存在であれば別かもしれないけど、凡人であればマメな対応でファン獲得につなげよう

おわりに

ほかにも『これするといいよ!』みたいなご意見があればコメント欄で教えていただけると嬉しいです!あとリアルでエンジェルカード欲しいです。

明日は @yakipudding さんによる『Reactで作成したポートフォリオサイトをNextに移行した』です~よろしくお願いします!