「WEB」とは何なのか①(初学者向け)


WEB業界未経験の初学者です。
記事に間違いが見受けられましたらご指摘頂けると幸いです。
(随時更新)

WEB

webとは?

まずは「WEB」と聞くと、何を連想するでしょうか、、
毎日何かしらの媒体(主にスマホ)を使用して閲覧されているであろうWebページが想像つくと思います。この記事(Webページ)自体を閲覧できるのは、WEB技術を使用しているからです。



実はWEB技術の初期段階は文書(文字)の表示以外できなかったのです。よって読むことは出来ましたが、それに対して質問したりレスポンスすることが出来なかったのです。画像の表示も出来ないです。



しかし、技術の進歩により文書表示以外にも閲覧した相手からデータを受け取ったり、そのデータに対してアクションを起こすことが出来るようになりました。



例えばお問い合わせフォームを利用したことがある方はテキストフィールドに文字を入力して送信ボタンを押しますよね。 それによってデータが送られて、送った方のデータ(お問い合わせ内容)を送られた側が確認出来て返信するわけですね


WEBの起源って?

WEBが開発された当初の目的は研究資料の閲覧だったようです。
世界中の研究者が情報を瞬時にアクセスしたいというニーズを叶えるためにWEBの原型となるENQUIREが開発。改良後、World Wide Webが誕生しました。開発者はティム・バーナーズ=リー。彼はWebブラウザとWebサーバーも開発しインターネット上での公開を行いました。



Web上の文書はハイパーテキストと呼ばれる言語で構成されており、Web上のページの中にさらに別のWebページを埋め込むことで情報の集合体ができていくわけです。そういった情報の集合体は世界各地に広がりを見せる様をクモの巣に例えられることからWorld Wide Web(ワールドワイドウェブ)と名付けられました。


WEBとインターネット

実はインターネットとWEBは別々で開発されていたものでした。これは混同しやすいですね、てっきり一緒のようなものと思っていました



まずインターネットとは、世界各地に置かれているコンピュータ同士を繋げることを目的に開発されたものです。インターネットもWEB同様に研究機関や企業が利用することを想定に作られたものでした。情報を送るための「線路」と思って頂いて良いと思います。



それに対してWEBは「インターネット(線路)上で動く仕組み」と捉えてもらえれば良いと思います。仕組みとは、テキストや画像等を送受信するための技術そのものといった具合です。



インターネットは開発初期では接続回線が非常に高価だったために一部の研究機関でしか取り扱うことができませんでした。接続回線が安価になり一般的に広まり始めたところインターネット上でWEBを使用することができるようになりました。



WEBはヨーロッパ、インターネットはアメリカで別々で開発され、それぞれの技術の融合が世の中を劇的に変化させました。


Webブラウザ

Webブラウザとは表示プログラムのことです。Internet ExplorerやGoogle Chrome、Firefoxがそれに当たります。ブラウザは日本語で「閲覧する」という意味です。誰かが閲覧することを想定しているってことですね!



Webページに情報を公開するのには勿論、人間にとって把握しやすい内容を心掛ける必要があります。読み手を惹きつけるためにこの文字は強調したいな、見出しは色を変えて大きく、とかいろいろあると思います。先ほどお問い合わせフォームを例にデータのやり取りについて軽く触れましたが、テキストを入力出来る場所を設けなければメッセージの送信自体出来ませんよね



そういったそれぞれの役割を人間が理解できるようにWebブラウザが解釈して整えてくれるといったものです。WEBブラウザがあるから画像を見られたり文字を入力できたりと、綺麗なサイトを見ることができるのですね。どのように整えるのかを指示しているのは人間がプログラミング入力しているわけなんです。プログラマーやエンジニアといった職種がそれに該当します。


WEBサーバー

Webサーバーとは配信プログラムのことです。何を配信するかというとコンテンツというものを配信します。コンテンツとは広い意味ではWebページのことですが、ここではwebサイトに掲載されている一つ一つの情報を指します。



例えば、あなたが好きな俳優について知りたい場合、その俳優の名前を検索して目的のページを捜しますよね。検索ボタンを押したその瞬間に活躍するのがWEBサーバーです。
コンピューターの裏側では検索されたキーワード(コンテンツ)をネットワークを通じてサーバーに要求します。そして要求されたコンテンツをサーバーからWebページとなってWebブラウザに送信されるのです


HTTP

HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)とはWebサーバーとWebブラウザがコンテンツ(ハイパーテキスト)の送受信といったやりとりを行うための共通ルールを示したものです。プロトコルと呼ばれます



ブラウザやサーバーには種類が様々あるのですが、通信する際に共通のルールを設けなければ機能しないなんて事態になります。共通ルールというのは、もう少し具体的に言うとWebサイトが移動した場合にWebブラウザに伝える方法やサーバーに要求したコンテンツが仮に無かった場合の応答方法といったものです



ちなみに電子メールのやりとりを行うためにはSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)というプロトコルを使用します。その他にもFTP(File Transfer Protocol)やPOP(Post office Protocol)といったプロトコルが存在します。


URL

URL(Uniform Resource Locator)とは要求するコンテンツをサーバーから引き出すために様々な情報を付与する役割を持ちます。コンテンツ内容、やりとりの方法、サーバーの種類といった情報をURLに付与されていることからスムーズにコンテンツの送受信ができます。



URLはスキーム名、ホスト名(ドメイン名)、ポート番号、パス名等で構成されています。スキーム名は先程説明したプロトコルのことです。ホスト名は接続サーバー名をを指定します。ポート番号は接続サーバーのポート番号を指定します。(後述)


IPアドレス

IPアドレスとはコンピューターを特定するための住所のようなものです。コンピューター間でアクセスするにはIPアドレスが割り当てられる必要があり、IPアドレスは重複しません。



IPアドレスを指定することでコンピューターを特定できますが提供するサーバーまでは特定できないのでポート番号が割り振られています。それによってIPアドレスからポート番号を特定することで問題なくサーバー間でのやり取りができるわけです。


ドメイン

ドメインとは文字列のことを指しており、IPアドレスを識別することは人間にとって把握が難しいことからドメインという文字列が使われます。ドメインもIPアドレス同様に重複することはありえません。



コンピューター側ではIPアドレスを識別することで特定作業を行うのでドメインはIPアドレスに変換されます。変換する仕組みのことをDNS(Domain Name System)といいます



続き:記事「WEB」とは何か②
執筆中。。


下記が参考文献です。

参考文献:この一冊で全部がわかるWeb技術の基本(小林恭平 坂本陽 著)
    :キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者(きたみりゅうじ 著)

個人的にはWeb技術の基本を先に読んでからキタミ式を読むと初学者の理解が早まる気がしました。本屋で読み比べて自身が取っ付きやすそうな参考書を選ぶのがよいと思います。

ネットでも非常に分かりやすく用語解説されている方が多いので有難いですね。