へたれがCCNA(200-301)に一発合格した話


はじめに

先日CCNA 200-301に合格したのでその備忘録として記事に残したいと思います。
CCNAは去年より新体系となり、出題範囲も出題形式も変わったのですが割と合格記事が少ない・・・ということでこいつも参考にしてもらえたら幸いです。

なお当時の筆者のスペックです。

  • Webエンジニア1年目(AWS、Laravelなど)
  • ネットワークの知識・・・応用情報の範囲ぐらい
  • CCNA? Ping-tあるし余裕っしょ!

試験概要

  • 試験時間:120分
  • 試験方式:CBT方式試験
  • 問題数:102〜104問前後?(自分のときは104問でした)
  • 合格点:825点(1000点満点)

※CCNAは通常のCBT試験と違い一度問題に回答したらもう戻れません!!一発勝負のスリリングな試験となっています。

出題範囲

  • ネットワークの基礎
  • ネットワークアクセス
  • IP 接続
  • IP サービス
  • セキュリティの基礎
  • 自動化とプログラマビリティ

出題形式

  • 選択問題(択一問題)・・・複数の選択肢の中から1つ選択
  • 選択問題(複数回答)・・・選択肢の中から複数を選んで回答
  • ドラッグ&ドロップ・・・選択肢を対応するエリアにドラッグ&ドロップして回答する問題。個人的に鬼ムズでした

なお、旧体系にあった「コマンド入力問題」「シナリオ問題」「シミュレーション問題」は"おそらく"廃止になっています。ネット上では上の3つの問題形式しか出なかったという情報が多く、自分も例に漏れずそうでした(しかし公式サイトには出るよと言っている謎!!)。

勉強法

  1. マスタリングTCP/IPを一周(1ヶ月)
    https://www.amazon.co.jp/dp/4274224473/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_W68NSJJW0RJPTZWFWDAB

  2. Ping-Tのやりこみ(1ヶ月)

これだけです!
まず名著「マスタリングTCP/IP」を読むことから開始しました。買ってみたとき、結構なボリュームで「読み終わるかな・・・」と不安でしたが、説明がとても丁寧でわかりやすいので、すらすら読めます。

その後、Ping-Tで問題を解きまくりました。全ての問題を金にして、模試で90%を3回ほどとった時点で試験当日となりました(レベル24くらい)。やりこみ具合で言うといままだまだって感じで、今思えばこれがまずかったかもしれない・・・。

受験結果と感想

合計860点でなんとか合格でした。当日の朝までPing−Tを回し、「これは正直余裕でしょう」とたかをくくっていたのですが、いざ試験が始まるとわからない問題が半分ぐらいでてきて死にそうになりました。
「ああこりゃダメだあ」と涙目で回答してましたが、結果発表で「pass」の文字見たときは発狂しそうなほど喜びました。以下反省点です。

  1. 勉強時間が足りなかった
     Ping-Tを1ヶ月だけでやるのはいささか無謀だったかもしれません。ネットワークの業務未経験で、仕事をしながらであれば1ヶ月半ぐらいかけてPing-Tのレベル40を目指したほうがいい気がしました。

  2. Ping-Tの解説をあまり読まなかった。
     Ping-Tは問題ごとにとても親切な解説が載っています。時間がないからと解説に軽くしか目を通さなかったのですが、これがまずかったです。試験ではかなり細かいところまで聞いてくるので、可能であればPing-Tの解説もすべて覚えるくらいで取り掛かったほうがよいです。

  3. シミュレータを一切使わず、実機のイメージがしずらかった
     これもよくなかったですね。試験では知識だけで解ける問題と、コマンドの結果や機器の接続状態をもとに推測して解く問題があります。自分は後者の問題にまったく自信を持って答えられませんでした。勉強時はCiscoが公式で出しているPacketTracerを使って必ずシミュレートしたいですね。

最後に

合格できたよかった〜って感じですが、実のところあまり身についた気がしておらず反省点の多い受験となりました。
次は4月にNWスペシャリストを受験するのですが、こちらは試験の参考書だけでなくネットワークの専門書も使って勉強し、より実践的な知識を身に着けたいと思います!! また機会があればCCNPの受験も検討します。
とりあえず次の試験の結果がでたら記事にするのでよろしくお願いいします!