Ubuntu 18.04(Zorin OS 15.2)のVS Codeで日本語入力ができないときはfcitx-mozcにすると直る


Zorin OS 15.2 Core (Ubuntu 18.04 Gnome系列) のOSで、US配列キーボードで、VSCodeだけIME切り替えできなくなったのを直したメモ。

TL;DR

  • Zorin OSの標準 ibus-mozc だとVSCodeだけ動かない
  • IMをfcitxに変更して再起動すると直る

現象

FireFoxやTerminal、Slackでは Ctrl + Space で日本語入力切り替えできるのに、VS Codeだけできない。

環境

key value
OS Zorin OS 15.2 Core(Ubuntu 18.04 Gnomeベース)
Desktop Gnome
CPU Intel Core i7-8700k
Keyboard HHKB Pro2 (US配列)
言語 日本語でインストール
IMシステム IBus
VS Code 1.43.2 Snap版
IBus 1.5.17
fcitx 4.2.9.6
mozc 2.20.2673.102

VSCodeのバージョン

バージョン: 1.43.2
コミット: 0ba0ca52957102ca3527cf479571617f0de6ed50
日付: 2020-03-24T07:52:11.516Z
Electron: 7.1.11
Chrome: 78.0.3904.130
Node.js: 12.8.1
V8: 7.8.279.23-electron.0
OS: Linux x64 5.3.0-45-generic snap

手順

  1. 「言語サポート」を開く。 Win + Spacelanguage とか入れれば出てくる。
  2. 「言語タブ」を開く。
  3. 「キーボード入力に使うIMシステム」を「IBus」から「fcitx」に変更。
  4. リブート。ログイン、ログアウトだと反映されなかった。

やったけど意味なかったこと

  • SnapかAptかは関係ない。両方試したけど変わらなかった。Snap版だとIMEが効かないバグはすでに直ってるので関係ない。
  • クリーンインストール直後なので、環境周りは特に影響ないはず。

感想

Linuxの日本語周りは、昔よりは相当良くなったとはいえ、WindowsやMacと比べると不安定な感じはする。

バグ報告してもいいかもしれないが、Zorinの影響を捨てきれないので気が向いたらにしておく。