リモートワークで実機が無くてもネットワーク機器ベンダーの製品を体験できるサイト


はじめに

昨今の事情でリモートワークを余儀なくされているケースも出てきているのでは思うのですが、そんな時だからこそ自分が触ったことのないネットワーク機器がどんなもんか調査するチャンスでもあります。
とは言いつつも最近はクラウド上にベンダー製品のコンパネがあって機器検証とか普通にできるよ!!って人も多いと思いますが・・・。
※自分もCisco Merakiあたりは普通に設定したり見たりしてます。
本記事では実物の機器が無くてもどんなものか調査したり確認できるよってサイトを記載してみます。

Cisco Devnet

CiscoSystems社の製品に特化した内容以外にもPython等の技術の基礎コース等も無償で提供してくれているサイト。
Cisco.com IDを持ってなくともGithubやGoogleのアカウントを持っていれば入れたりする。
自分はCisco.com ID持っているのでそれを使ってます。

詳細はCiscoさんの昨年末(2019年末)のアドベントカレンダーに載ってます。

昨年の12月に日本でも開催されたDevnet Expressの内容なんかもここで見れたり触れたりします。
また、Devnet SandboxではイスラエルのQuali社のCloudShellのLAAS(Lab as a service)の仕組みを利用して、
複数の機器を触れる仕組みを提供してくれています。

Cisco社にはパートナー向けにdCloudという環境もありますので、代理店やられてる方はこちらを使うのもありかと思います。

Big Switch Labs

老舗のSDNベンダーのBigSwitchNetworks社のオンラインラボ環境。
自分はBig Monitoring Fabricをこれを使って少し触ったことがあります。

利用するにはBig Switchのサイトでユーザ登録をしてから利用する必要あり。

個人的な懸念点としては2020年2月13日にBigSwitchNetworks社がAristaNetworks社に買収されたのでこのラボの仕組みの存続がどうなるんだろうかというところです。Big Monitoring FabricはAristaのTap Aggrigationと競合していたりもするので製品自体どうなのるのかも気になります。
※2020年8月23日の時点ではまだ使えそうです。

Arista社もこういうオンラインで機器が触れるラボがあるといいなあと思ったり・・・。

Juniper vLabs

Junos製品を触ることができるJuniperNetworks社のラボシステム。
こちらもDevnetのSandboxのようにQuali社の仕組みを使っている模様。

詳しくは以下のてくなべさんのサイトに記載されてます。
https://tekunabe.hatenablog.jp/entry/2019/01/01/juniper_vlabs

自分はJunosを使ったこと/使う機会が現在がほとんどないので機会があれば試してみたいと思っています。
使うにはJuniper User IDユーザ登録が必要。

Fortinet Product Demo Center

様々なFortinet社の製品を触ることができるサイト。
最近はUTM、Firewallだけでなく、SD-WAN、SD-Accessといった分野に力を入れている印象です。
Fortinet社のSD-WANはどのようなものか個人的に興味あるのでFortiGate SD-WAN Demoを今度見てみたいなと思っています。
また、測定器を触っている仕事柄FortiTesterにも興味はあるのですが、このラボでは見れないみたいですね・・・。

VMware Hands On Lab

様々なVMware製品をハンズオンで学べるサイト。旧VeloCloudは買収前に少し触ったことがありますがVMware製品になってから触ったことないのでこちらも登録して触ってみたいです。
また、2019年6月にVMware社が買収したAviNetworksの製品も自分は負荷分散装置は触らないので門外漢ですが、人づてに面白い製品と聞いているのでこちらも情報収集できればと思ってます。

※以下の日本語のサイトのハンズオンはMy VMwareのIDで試せるみたいなのですが、上記のURLはそれとは違う登録が必要?
http://web.hol.vmware.com/landingPages/index.html?id=HOL-Japan

まとめ

他のベンダーさんもこういった仕組みはありそうだなとは思うのですが、見つけたら追加しようかなと思ってます。
Qiitaには合わない記事だったかな・・・?