特殊なアドレス


特殊なアドレス

IPアドレスを割当てる際の注意点として特殊なアドレスを纏めておきます

全部で6つのアドレスがあります。

  • ループバックアドレス
  • 未指定アドレス
  • リミテッド・ブロードキャストアドレス
  • ネットワークアドレス
  • ダイレクト・ブロードキャストアドレス
  • プライベート・アドレス

それでは一つずつみていきましょう。

ループバックアドレス 120.0.0.0

PCがネットワークに提供している機能に自身で動作する別のソフトウェアからアクセスする場合や、ネットワークを利用するソフトウェアのテストなどに使われます。
簡単に書くと、自分自身にアクセスしたい時に使うIPアドレスです。127.0.0.1にアクセスすると自分自身にアクセスしていることになります。

未指定アドレス 0.0.0.0

ホストにまだIPが割り当てられていないときにこのIPになります。
したがってDHCP Discoverなどの送信元アドレスになります。

リミテッド・ブロードキャストアドレス 255.255.255.255

同じネットワーク内の全てのホスト宛(フラッディング)

ネットワークアドレス ホスト部が全て 0

ネットワーク自身を表現するアドレス

ダイレクト・ブロードキャスト ホスト部が全て 1

特定ネットワークに所属する全てのホスト宛

プライベートアドレス

組織内で利用できるアドレス。インターネットでは利用されない。


10.0.0.0-10.255.255.255
172.16.0.0-172.31.255.255
192.168.0.0-192.168.255.255