ソフトウェア開発のテスト工程で行う各テストの概要


ソフトウェア開発のテスト工程で行われる各テストの概要について整理しました。
以下記事の続きです。

■ソフトウェア開発のテスト工程について
https://qiita.com/quroooos/items/c78d04af8035d165fdc5

単体テスト

・機能確認テスト
 各モジュールが詳細設計書や機能仕様書通りに動作することを確認するテスト。
・制御フローテスト
 プログラムの「命令」や「分岐」などがすべて実行されるかを確認するテスト。
・データフローテスト
 データや変数の流れ(「定義」→「使用」→「消滅」)を確認するテスト。
 静的解析ツールなどを用いて行う。

結合テスト・機能テスト

・状態遷移テスト
 状態遷移図、状態遷移表に基づいて動作を確認するテスト。
・機能確認テスト
 複数モジュールで実現される機能が、詳細設計書どおり動作することを確認するテスト。

システムテスト

・確認テスト
 一度テストされている事項を再度確認するテスト。
・評価テスト
 ○×で判定しにくい品質に対して程度を判断するテスト。
 セキュリティテスト、ユーザビリティテストなどがある。
・負荷テスト
 動作しているシステムに負荷をかけて行うテスト。
・環境テスト
 ソフトウェアを取り巻くプラットフォームや周辺機器に注目して行うテスト。
 構成テスト、互換性テストなどがある。
・機能確認テスト
 ユーザーの要求を確認するテスト。
 OSや環境、複数の機能、設定値、入力値などを組み合わせて行う。
・アドホックテスト
 場当たり的に行うテスト。テスト設計は行わない。
・探索型テスト
 テスト担当者の経験をベースに行うテスト。
・リスクベースドテスト
 リスクを想定し、リスクの大きい部分から優先的に確認するテスト。

参考

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