ROSについてまとめてみる #5


この記事は、ROSについてまとめてみる #4の続きです。
*重複している部分もありますが、ひとまずこのまま公開します。
*この記事の記載内容はROS1に関するものです。

コミュニティレベル

コミュニティレベルとは、ネット上でのROSに関する知識やソースコードなど、情報を共有するための枠組みです。
以下の要素からなります。

  • ディストリビューション
  • リポジトリ
  • wiki
    • バグチケット
  • メーリングリスト

ディストリビューション

有用なツールとライブラリを有する、コアとなるROSシステムは定期的にROSディストリビューションとしてリリースされています。
ディストリビューションはLinuxにもある概念で、ROSではパッケージの配布形態を指します。
主なUbuntuのバージョンと、対応するROSのディストリビューションは以下です。

Ubuntu ROS
12.04 LTS Groovy
14.04 LTS Indigo
16.04 LTS Kinetic
18.04 LTS Melodic
20.04 LTS Noetic

http://wiki.ros.org/Distributions
私の肌感ですが、Hydroぐらいまでは、今でも時々耳にするかなぁと思います。
wikiなどの文献を読んでいると突如単語として出てくるので、一通り見ておくほうが良いです。
indigoあたりから、やっと日本語書籍などが登場して、日本でも少しづつ普及してきた印象です。

リポジトリ

ROSのパッケージが置かれている場所。
通常はGitHubを用います。
https://kazuyamashi.github.io/ros_lecture/ros_packrelease.html

Wiki

ROSの情報が文書化されて置かれているところ。
アカウント作成が自由で、ドキュメントやパッケージのアップデートなどを行う。

デバッグチケット

ROSのソフトウェアに問題を見つけた場合、または機能をリクエストしたい場合は、チケットを提出して開発チームに連絡することができます。
http://wiki.ros.org/Tickets

メーリングリスト

質問、雑談、不具合報告、新機能のリクエストなど、何でも話せるメーリングリスト。
こちらから登録できます(英語)
http://lists.ros.org/mailman/listinfo/ros-users

#6へつづく

参考

ROS
http://wiki.ros.org/

プログラミングROS(O'Reilly Japan)
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118093/

ROSプログラミング(森北出版株式会社)
https://www.morikita.co.jp/books/book/3010