aws cli s3 syncした時の課金について(AWSサポート回答の共有)


背景

  • S3上に大量のファイル(画像やログ)を配置しています。
  • このファイルを定期的にAWS以外のサーバにバックアップしています。
    • S3は堅牢(イレブン・ナイン)なのは認識していますが、プログラムミスや誤操作による削除への備えです。
  • バックアップはaws clis3 syncコマンドを使っています。

この記事は何?

上述した「syncコマンドを使ったAWS外サーバへのバックアップにより発生する課金(基準)」についてAWSサポートに問合せした結果を共有しています。

質問

上記操作に伴う課金は以下の認識であってるでしょうか?

Q1.差分ファイルのデータOUT(初回はファイル数分、それ以降は追加されたもののみ)
Q2. s3 syncリクエストは内部的には、listリクエスト1回分?

回答

スッキリしました。1000オブジェクトごとにLIST APIが1回カウントされるんですね。

下記の4点が上記操作に伴って発生し、課金対象となります。

1. バケットに含まれる1000オブジェクト毎に、1 LIST APIリクエスト
2. コピーされるオブジェクト毎に、1以上のS3 GET APIリクエスト
3. S3 標準 - 低頻度アクセス、S3 1 ゾーン - 低頻度アクセス、S3 Glacier、S3 Glacier Deep Archive ストレージにオブジェクトが保管されている場合は、データの取り出し
4. Amazon S3 からインターネットへのデータ転送(アウト)

データ転送(アウト)の料金はご認識の通り、差分ファイルのみに対して発生いたします。
また、各リクエストやデータ取り出し、データ転送料の具体的な課金体系については、下記ドキュメントにて詳細ご確認いただけますと幸いです。

▼Amazon S3 の料金
https://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/?nc1=h_ls